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あの人にできる最大の供養とは

「親が生きているうちはなかなか親孝行が出来ないのが常であると思う。

つい口ごたえをする。反抗する。いう通りしない。心配さす。ついついと、親を粗末にする。親は千年も生きるものだと錯覚をして不孝の罪を重ねてしまう。」

これは、先々代櫻本坊住職 第65世 良海法印の7回忌供養のため、第66世 良乗が出版した『修験道の歴史的考察』内「出版のことば」から引用した言葉です。

24日 地蔵盆法要が近いなか、さまざまな形での供養の在り方を考えさせられます。

故人が遺した想いや言葉、物を、引き継ぎ語り繋いでいくことの大切さを思います。

現在を生きる私たちには、先祖や先代からの因縁といった、時に自分1人ではどうしようもできない力に左右されてしまうことがあります。
過去の整理や清算をせざるえない時が、あります。

しかし、実際に今、自分がここに生きていることは、生命を結んでくださった先祖や両親のおかげです。そして、寺院の継承にも同じことが言えますが、各々の家業や会社を継がせてもらえる今があるのは、先代たちの果てない挑戦と努力のおかげです。

大切なあの人にとって、自身ができる最大の供養は、何であろうかー

ありがとう、の言葉を忘れず、よく笑いよく泣きよく怒り、結局最後は笑い話にできるような今を、目指したいですね✨

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