『奥駈修行』初日が、明後日となりました。
毎年この時期になると、お手紙やお電話、メールで、あたたかいエールのお言葉が沢山届きます。
また「修行者皆さまの食事・お弁当に」「道中のお供に」と、新鮮なお野菜や果物、エナジードリンクやスポーツドリンクを届けて下さる方々もいらっしゃいます。
公に出ないところで、様々な形で、一緒に心で歩んで下さっている存在が、沢山いらっしゃいます。
世界の至る所では、戦争は終わる気配すらなく、国内の情勢も決して安定していると言い切れないなか、あえて「修行」ができることの、幸せ。
選択肢がある、ことの幸せ。
その選択を、理解し、背中を見送り、帰りを待ってくれる、家族や職場がある、ことの幸せ。
お互いの顔が見えないところで、誰かが「修行が滞りなくすすむように」と、見返りなく支えてくれている、ことの幸せ。
これらの協力は、決して「あって当たり前」ではありません。
1人で「する」修行はたくさんありますが、たった1人で「できる」修行はほとんどない。
その真実を知り実感できる心得が深まるほど、初心・謙虚さ・感謝の言動が、修行者の姿勢や生き方全てに反映されていきます。
「人として」の軸となる心得を忘れず、託されたいろんな人の深い祈りを、全ての一歩に刻みながら登拝する、奥駈修行。
修行者皆さまが、今年も無事に、怪我なく事故なく満行し、輝かしい笑顔で帰って来られますように。
参加者皆さま、何卒体調を調えて、ご帰山・ご来山ください。心よりお待ち申し上げます✨