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“Prayful” season

“Prayful” season
吉野山は桜の印象が圧倒的に強いですが、秋の紅葉も心洗われる風情があります。

外から遠くから見て美しいものもあれば、中に入らないと、近づかないと気づかない美しさや良さもある。

吉野山の四季折々の自然がまさにそう-
桜も新緑も紅葉も…その真っ只中に入り、風景の一部に人間が溶け込める「間(ま)」を持つ聖地
同時に、真っ只中にいると気づかない恵みも沢山あります。

最初どれだけ眩しく思えた光も、目が慣れると、その有り難さを忘れ、もっともっと、と充分以上手元にあるのに欲しくなる。独占欲が沸いてくる。

真っ暗闇も同じです。黒い水が入った水槽に、墨汁をどれだけ注いでも、その違いにすら気づかなくなる。氣枯れ(穢れ)を浄化することに怠慢になってしまう。
すぐ側で寄り添う温かい想いや、見守ってくれている愛の深さが当たり前すぎて、忘れてしまいがちな大切なコト。疎かになりがちな、自身の甘えのブブン。

中に入ってみないと分からない多くの真実

日本人の原点である自然を敬う心は、自然(生命)を内側から観れる精神性を育み、人間としてどう生きるか…外からだけでは分からない、中に秘められる「行間の間(ま)を読む」「気配を感じる」本来の能力を、常に養ってくれているように思うのです
Anju

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