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六つの根っこの中心

六つの根っこの中心
「六根清浄」と唱える祈りには、目・耳・鼻・舌・身・意…人間に備わった器官と本能を清らかにする努力を惜しまない、という強い意思が込められています。

不浄を祓うこと-
時に避けることができない、外からやってくる不浄(不快 不愉快な物事・音 陰口や文句・匂い・味 言葉・感覚・思考 想い)があります。

どの時代も、人間が最も清める必要があるのは「口」ではないでしょうか。

手水や塗香(ずこう)の作法において口元を清める意味の1つは、聖域で私語を慎むことであるように、口は災いのもととなり、言葉は人を生かしも殺しもする、という日常の気づきへと繋がっていきます。

言葉の持つ威力が、五根に影響しているのは事実です。

自らが不浄な六根を周りに発信しないように、可能な限り気をつける。

そのための「六根清浄」の約束を、魔除けの香りに教えてもらう秋空のもと
Anju
写真は、高倉稲荷明神が坐す中庭で満開の魔除けの植物 ヒイラギの花
モクセイ科ですが、こちらの香りはジャスミンにとてもよく似ていて、マスク越しでも分かるほどの存在感をはなっています。

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