今月のイヒカ塾(8/17) 「再生の聖地 大峯山〜死生観を通して〜」をご受講下さった皆さま、ありがとうございました✨
古来の世界観では、「自然」という言葉はありませんでした。
「自然と一つになる」「一体化する」という発想や概念も、ありませんでした。
17世紀の西洋、「社会」と「自然」は分けられ、「宗教」と「自然」が分けられ、同時に「心」と「身体」も分けられました。
自然の原則や法則は、人間の都合を優先した物理的な規則へと変わり、自然がサイエンスのナワバリに入れられたのが、私たちが生きる「近代化」の時代。
いつのまにか、自然と人間は対立関係となり、「自然に触れたい」「自然の中に入りたい」と、砂漠の中で求める水のような、理想そのものとなった「自然」。
しかし… もともとひとつである、社会と自然。人間と自然。心と、身体。
「生まれる、誕生する」という語源をもつ「自然」が再会させてくれる、私たち人間の本来の姿や死生観を、深く考えさせられます。