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祭禮, 植物&食物

花まつり〜縁の下の力持ち〜

4月8日はお釈迦様の誕生日!
当山でも様々な催し事が行われました。

今年は、歌手の櫻-sakura-さんによる歌の奉納、毎年来て頂いてる仙台出身の「幻創」さんによる和太鼓の奉納、本堂でのお釈迦様誕生仏への甘茶かけ、そして大護摩法要がありました。

櫻さん

当山の法要事の中でも、参拝の方が多く、非常に賑わいのあるお祭りで、沢山のご信徒さんもお手伝いに来てくださいます。

そ・こ・で!
このブログを通して伝えていきたい事、その一つに、櫻本坊を支えて下さっている縁の下の力持ちの方々の存在。
・・言い方を変えれば、裏方の存在です。

法要・神事の様子を中心に書くのが目的ではありません。
なかなか表に出ない(まだまだ知られていない)櫻本坊の軸や想いを、沢山の方にお伝えしていきたいです!

ご信徒さんへのお昼ご飯のお接待には、毎回、全て手作りの薬膳・精進料理や精進弁当をお出ししますが、食べる方の健康と幸せを願いながら、作ります。

おにぎり
(今回は、佐藤初女さん風”おにぎり”2つ・お漬物・ひじき蓮根・車麩フライ)

「美味しくなあれ!」
「笑顔で食べてくれますように!」

と、例えば今回のようなおにぎりの場合、お米一粒一粒に愛情をいっぱいこめて、ぎゅっぎゅっ、と握ります!
思わず、握りながら、言葉に出して皆で唱えるように言ってました!

「昔の人は、般若心経を唱えながら、おにぎりをむすんでたんよ^^」

そんなお話も聞くと、いっぱいの愛情が伝わるツールである「ご飯」の深さと、日本人の精神を感じました。

この時も、作り手も笑顔で楽しく^^
作り手の気持ちは、必ず食べる方に伝わるからです^^

実際のところ、食べてしまえば一瞬!であることが多い「食事」ですが、目に見えない所では、人の手による、このような「想い」や「祈り」が存在します。

台所

握る!
詰める!
よく聞く言葉「大黒」ですが、台所は、どこの家庭でもそうですが、とっても神聖な場所。

家族のための一番最初の薬局であり、また「地・水・火・風・空・識」全てが良いハーモニーで存在する場所です。

マクロビオティック・食養医学・薬膳・精進・薬草・・
(当山の大黒柱の奥様はマクロビオティック師範卒業、現在も薬膳・食養医学のクラスを受講しており、常に学びを深めているエキスパートです)

来られる方の心身の浄化とケアを願う台所とは、護摩と同じように「祈りの現場」。
外の護摩やお堂での法要だけが注目されがちですが、根本にある軸の中心の一つに「大黒」が存在していること。

お餅つきも同じこと。
古来、お餅つきも、神様にお供えする神事です。
仏様・神様・そして皆さんの手に渡るまで、様々な方の支えがあってこそ実現します。

おかまさん
おもち1
もちつき
森さん

草部さん

参拝の方が見守る中で、神事として、護摩道場で、お餅つきは執り行われます。

お餅つきは体力がいること、出仕者の方々の、特に陽性な氣を入れてついて頂きます。
外国の観光客の方には大人気で、よく質問を受けた場面でもありました!

まるめる!

まるめる2!

ついたおもちを丸くまるめて〜

こちらは、おばさま方の優しい、真心いっぱいの氣が入りました^^
陰陽の氣がぎゅうっと詰まったおもち。

台所は、こんな素敵な笑顔の方々にも支えられて、朗らかな雰囲気の中、ここからも、人へ愛が届けられます。

甘茶1

甘茶2
花まつり!といえば、甘茶!
当山の甘茶(made in japan)も、漢方薬局さんから毎年取り寄せています。
生薬として知られていて、サポニンが成分として入っているので、中枢神経への鎮静効果が期待でき、心の平安をサポートしてくれます。

サポニンと聞くと、朝鮮人参を思い浮かべるのですが、副腎皮質ホルモンの分泌を促してくれ、ストレスに負けにくい心身へ導いてくれるので、甘茶にも似た働きがあることになります。

またアンチ アレルギー・アンチ エイジング効果もあり、この時期ですと、花粉症にも良いですね^^
個人的には、入浴剤に使用するのが好きです^^

お寺・神社・教会など、『祈りと植物(医学)』についても、こちらのブログで色々お話していきたいな、とも考えています^^
(当ブログ担当者は、植物療法士の免許保持者です)

今年の花まつりも、無事終えることができました。
たくさんの方の支えと協力に恵まれ、そして祈りと愛が満ちた日でした。
ありがとうございました。

皆さんにとっても、今日という日が、愛に溢れた1日でありましたように^^

by anju

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