GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

山の中に溶けていく存在と、残る声

本年度の奥駈修行の様子をご紹介✨

道中、靡(なびき)といわれる各箇所で、碑伝(ひで)というお札を納め、修行者全員で勤行をしていきますー

その靡(なびき)のほとんどには、形として目に見える「祠」や「お社」「仏像」がありません。

「何もない」ところに手を合わせる。
何かと対立関係にあるのではなく、何かと向き合っているのではなく、大自然の「中」で唱えられる勤行。

自我や意識の境界線が薄くなり、拝んでいる自分という存在が、山の中に溶けるような、不思議な感覚に陥る、とよく伺います。

残るのは「読経」ー
空間の中に浮かぶ「声」と「言葉」ー

歩いている時、各々の目的・経験など、みなバラバラななか、修行者の結集や一体感、同じ方向へ想いを向けさせる、靡(なびき)の存在と、勤行の真意に触れる体験。

Photo by Banri

あなたにとって「いのち」とはー

本年度の奥駆修行の様子をご紹介✨

あなたにとって、「いのち」とはー
あなたが前へ足を踏み進める、その一歩の原動力とはー

Photo by Banri

それが、どのような道であっても

本年度の奥駆修行の様子をご紹介✨

それが、どのような道であっても。
ひたすら、歩き続ける道中ー
背中が語る、すべてー

Photo by Banri

他人(ひと)の評価は、必ずしも自分の評価ではない。

「他人(ひと)の評価は、必ずしも自分の評価ではない。」

正しいか正しくないか、という基準よりも、ためになるか、ならないか、へ少し捉え方や視点を変えてみると、見えてくる世界があります。

そして新しく感じるその世界は、実はずっと見ていた同じ世界。

色が、変わっただけだとすると?

自分が今必要とするものは、全て揃っています。
あとは、使い方と、色の塗り方。

道具も場所も関係なく、この身のままで、どんな世界も自分の意志と手で創っていける。

今日も自然が教えてくれる、人として大事な沢山のこと✨

大自然のおおらかさに抱かれて

大峰山 入峰修行(登拝)を満行し、里に帰山する行者講で賑わう祝日ー

双方の積極的なコミュニケーションや、お互いの目を見て挨拶や会話ができる、そのような嬉しい機会が増えるきっかけは、何気ないことも多いです✨

ふとした瞬間に、ニコッと笑い合える、人の本来持つ温かみや、思い合う優しさを感じる日々。

そのきっかけを与えてくれる、植物・昆虫たちを含めた、大自然のおおらかさに、抱かれて。