奥駈修行に向けて、準備がすすめられる、ここ数週間ー
毎年、同じ道、同じ景色の中を歩くことについて、住職に聞いたことがあります。
その時返ってきた最初の返答は、
「道は変わらず同じであっても、心の在り方によって、毎年、すべてが違う。」
同じ道、同じ景色、でも、毎年違って見えるー
15歳から奥駈修行を修する住職にとっても、48年間、1度として同じ風景はなかったこと。
その時の、人生の様々な体験、想う人達 想われる人達の存在、祈願を託す人達の存在…そして同行(どうぎょう)する修行者達の存在ー
自然は、「窓」か「鏡」かー
修験抖擻(とそう)最高の錬行たる修行といわれる、奥駈に息吹く、深い深い意味と、厳しさの真っ只中にある「優しさ」を、この時期は特に考えさせられますー
*写真は、毎日同じ場所にあり、毎日見る身近な風景ー でも毎日一瞬一瞬、異なる風景ー
山上の役行者像ー
山上のサンタクロース
大峯山上 櫻本坊参籠所 坊守撮影