「理想」の修行とはー
雨でアスファルトが濡れた香りも、どこか「懐かしさ」を感じますが、土や草木が濡れた自然の香りは、脳だけでなく心を動かします。
晴れの日だけが、「理想の修行」とは言い切れません。
雨の中を歩く経験は、あえて日常ではできない/しない、大変貴重なこと。
雨の日に出会える、白黒の世界。
雨の音、雨が肌をつたう感覚、雨の温度。
何に価値を見出すか。
カラフルな色合いは、白と黒を知っているからこそ認識できる世界。
「当たり前」に疑問を投げかけ、「当たり前」に有難さを感じさせる、雨の偉大さ。
何を「理想」とするのかー
あなたにとって、修行、とは。
GAGA | ブログ@櫻本坊
やまと ことのは つづり
「成し遂げること」と「やること」
その笑顔に癒されて
彩をなす
おおばやしマタニティクリニック様にて講演をさせて頂きました。
7月5日(金) 愛知県 おおばやしマタニティクリニック様にて、中部さい帯血採取施設 教育訓練内の講演をさせて頂きました。
教育訓練では、医療従事者の皆様に、さい帯血移植によって救われる生命のお話と、1本でも多く保存数を増やすことへの情熱と貢献の意味、祈りと医療の結びをお伝えしています。
櫻本坊が大切にする想いの一つに「祈りと医療 -CAREとCURE-」の繋がりの重要性があります。
医学で身体は治せても、医学だけでは治しきれない「心」。
祈り、に何ができるのか。
お寺で日々多種多様な皆さまと携わらせていただく中で、常に自問自答することです。
心のケア、人の心に寄り添い続ける使命の宿る祈りの現場で、日々想うこと。
お寺という場所が、いま必要な方の拠り所であってほしい。沈んでいる気持ちを引き上げる、言霊を持って帰ってもらえる…祈りのクリニックであってほしい。
櫻本坊という場を活かしながら、参拝者 祈願者 皆さまの笑顔で、毎日を満たしていきたいです。
…
日本赤十字社 近畿さい帯血バンク様とのご縁から始まり、各病院(産科 婦人科 総合病院)で、医療従事者の皆様に向けて行われる教育訓練 講演担当は、今年で12年目です。
*中部さい帯血バンク様 HP↓
https://www.chubu-cbb.org/
さい帯血は、赤ちゃんとお母さんを結ぶ「臍の緒」から、出産時に採取される「祈りの血液」です。さい帯血移植は、重篤な血液疾患の治療に役立っています。
出産を控えていらっしゃる方、身近に妊婦さんがいらっしゃる方、出産時の臍帯血 提供協力によって、救われる命があります。患者の家族にとっても、繋がる夢と未来があります。
少子化、コロナ禍での献血の困難により、大変厳しい状況が、移植現場でも続いています。