GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

プチ断食リトリート

〜岡部賢ニ先生監修・指導 吉野山プチ断食リトリート @櫻本坊 開催中便り〜

We have macrobiotic fasting retreat weekend with the macrobiotic expert; Master Kenji Okabe.


ムスビの会↓
https://www.musubinewmacro.com/

English ver.↓
https://musubi-eng.jimdo.com/

今回のリトリート↓
https://www.musubinewmacro.com/…/10-14-10-15-吉野山プチ断食リトリート-…/

様々な専門分野からのプロの先生方と、素敵なご縁を多く頂く当山。
「少食・素食・プチ断食」は、時にどんな治療法よりも強い浄化作用があります。

未ち満たしながら、満月と新月のように、人間の身体も、心も、潮は満ち潮は引き。

形あるものに目が行き、大きく多いほど得をすると考えられがちな「豊」な現代の中で、どれほど形ない心の部分に心を向け、「空と無」の中にこそ満ちるものを感じれるか。

心と身体を満たすも未足すも、日常の「行」の中から。

全ては繋がってる。「一如」

夜の部は、珊瑚珠色先生による、ヒプノセラピーグループワーク「吉野の森羅万象のエネルギーで自然治癒力を高める」…始まります

珊瑚先生サイト RAINBOW ORB↓
http://rainbow-orb.com/index.php

Anju

全てにその人の心が映し出される

Praying is “concentration”, meditation is “concentration”, training is “concentration”; everything reflects our “concentrativeness”.
Every action is our mirrors..

例えば、写経写仏は、15〜20分、墨をする段階から既に始まっています。
その人の心構えは、墨を見れば、一目瞭然。

気が散漫、嫌々してる、力任せ、形だけ、心がこもってない。すると、墨も、曲がっていたり、グチャッと変形したり。

墨と硯に心をこめ「する」ことは、それもメディテーションであり、集中です。

墨は、真っ直ぐとすられていく。

そして、自身で真心をこめた墨は、筆という祈りを運ぶ舟によって、神仏へと届けられます。

全てに、その人の心が映し出される。

祈ることは、集中。行は集中。いってん。

Anju

あなたはジェダイ?それとも帝国軍?

<<吉野聖天大祭ご案内>>

「なぜ、聖天大祭に、十一面観音さんなのですか?」

去年より、聖天大祭の法要内容が、原点に帰りました。

原点に帰ったとはいえ、長く続いていた法要内容を、本来の形に戻す、その大きな変化には、様々なお声がつきものです。

荒ぶる神であった聖天さんは、十一面観音さんの大慈悲心に出会い、調和と良縁成就の神として、力を尽くして下さっています。

聖天さんが、その究極とも言えるお力を発揮できるのには、同じように十一面観音さんの深く強いお力があるからです。

聖天堂のお厨子の中で、共にお祀りされており、十一面観音さんの御前に、聖天さんがお祀りされている宝珠型のお厨子が更にあります。

聖天さん、そして十一面観音さん。
神仏習合であり、一如そのものの存在であられます。

荒ぶる心と、慈しみの心。

心の中には、ダースベーダーとマスターヨーダがいる。

良い心を繋げるために戦うジェダイにもなれるし、帝国軍を増やし闇を広げることも出来る。

全てがどちらの心、つまり2面性を持っており、そのどちらになるかは、全ては自分の心次第。

皆さんは、どちらに心を注ぎますか?
心は、どこに向かっていますか?

自分の心を内観し、祈る本来の心構えと姿勢を見直す…心を向けるその先に、神仏の光が満ちている時間が、ご参拝される皆さまに、溢れていきますように

Anju

10月1日(日)
午後1時 聖天尊ご本地仏 祭礼 (於 聖天堂)
午後2時 大護摩供法要 (於 境内道場)

10月1日 午前零時より、聖天堂内陣にて、住職により秘法供を厳修します。
*皆様による夜中の浴油秘法供はございません。秘法供厳修中は、聖天堂には一切の出入りが禁じられますが、堂前からのご参拝は自由です。

聖天尊ご本地仏「秘仏 十一面観世音菩薩」ご開帳は9:00〜16:00です。真心込めて、ご自由にご参拝下さい。

清めに始まり清めに終わる

Yamabushi cleaning the precincts. One of the most important spirits in Shugendo or any kinds of trainings is purification; cleaning. Let’s do something to make others happy, what goes around…comes around:D


「修験道を勉強したい」
「修行がしたい」

国内外問わず、お問い合わせが最も多いのが、上記の2件。

「修験道」と名がついていますが、この道は、日常・人生の生き方そのもの、の道であると思います。

山に入って厳しいことをするだけでなく、日常日々の当たり前を、どこまで当たり前に出来るか。どう人に社会に貢献できるかを考え行動するか。

儀式や作法の仕方を知っていても、例えば、1番基本の挨拶が出来ない、トイレを綺麗に使えない…人と人の間で生きる時間の中で、当たり前が出来なければ、何のために修行をしているの?と感じずにはいられない現実もあります。

「手段」と「目的」が逆になってしまってはいないか。

人が見ている時だけ、所だけ、ではなく、人が見ていない所で、何をどれだけ人のために出来るか。

修験道の1番始まりの素朴な想いと、役行者の1番基本の真っ直ぐな祈りを…「心構え」「祈り構え」「生き構え」を、今一度見直し、原点に戻る必要性を…感じずにはいられません。

Anju

*写真は、山伏の皆さんが、聖天大祭に向けて境内整備 掃除をして下さっています

トトロに出会える香り

The white petals of fragrant olive or silver osmanthus in our precinct are blooming like shooting stars:D may all your wishes come true!



境内の樹齢350年の銀木犀が、満開を迎えようとしています。
山門をくぐった瞬間から…堂内…そして門を出るまで寄り添ってくれる、脳内にまで響く、甘く華やかな香り。

香り・香木には、心身・場を浄化する力、そして魔を祓う力が備わっています。
本来、古来からの「香り」の始まりと役割は、魔除けから。

「香り」にも、祈りが込められており、目に見えないけれど、重要なエッセンス。

この大きな銀木犀の木、時にふと、隣のトトロを思い出します。
子供の頃の、純真で無邪気な気持ちを思い返させてくれ、心の中で、トトロに出会えた気分になる、そんなあったかい木。

ご参拝される皆様も、銀木犀の香りを通して、トトロに出会えますように

Anju