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やまと ことのは つづり

大峰奥駈修行ご案内

大峰奥駈修行ご案内

既に、国内外からのお申し込みが始まっております、1年で1回の最も代表的なお山の修行 奥駈(おくがけ)修行ー

厳修日程: 令和5年6月27日(火)~7月1日(土)

1350年の「世界遺産 祈りの道 」
祈りの記憶、祈られる記錄。
役行者が歩いた道を登拝します。

“懺悔懺悔六根清浄”
修験道のコアにある想い…他者と社会の平安と幸福を願い実現するために、大自然の中で自己の心身を清め祓い、鍛錬する。

そして、日常・社会・家庭の中で、常に目の前にある選択肢を、どう生きていくのかを、考える。

決してズレてはいけない、不動の心構えと軸。
…すべては、思いやりと勇気…そして覚悟。

奥駈ほど、厳しく、そして優しさに包まれる修行に、同行(どうぎょう:それぞれの持ち場 役割で共に行をする) させて頂けること、毎年有り難く、幸せに思います。

詳細・お申し込みは当寺院HPより↓
https://sakuramotobou.or.jp/event/2023/20230627-0701.html

*奥駈修行は、山伏 行者のためだけの修行ではなく、一般の方の参加も可能で、大歓迎です。
かなりの健脚者向けとなり、また簡単に下山できないコースとなりますので、事前に大峰山上への登拝リサーチ、ならびに体調を充分に調えてご参加ください。

*写真は、去年の奥駈修行のワンシーン

Photo by Banri

すべての行程が、美しい

新緑の色と、空と、光の美しさー
自然は、今日も美しい。

蕾のときも、咲きかけのときも、満開のときも…盛りを過ぎ、散り行くときも、すべての行程が、美しいー

自然は今日も、私たちを癒し、心身を治してくれる。

香りとともに詣でる

当寺院の朱印帳をお求め下さった方に、オリジナルの「香しおり」を一緒にお渡ししています。

古来より良い香りは、神仏への最も崇高で尊い「お供え」として、寺院や神殿に欠かせないものでした。

朱印も、神仏とご縁を結ぶ身近な方法のひとつ。

櫻本坊の祈りの在り方や想いが、1人でも多くの皆さまの今日という日を、祝福の時空間へと後押ししていけますように。

*香しおりは、なくなり次第終了です

癒しを得るために

目を閉じ黙っていても -With or without eyes opened-

10日(月)、当寺院初代本尊 天武天皇お念持佛 釈迦如来坐像(重文・白鳳時代)の特別ご開帳を、無事結願させていただきました。

ご開帳期間中、上堂奉仕にご尽力くださった皆さま、心より御礼申し上げます。
お釈迦さまと縁を結ばれた参拝者皆さま、心身の平安と心願成就を引き続き心よりお祈り申し上げます。

こちらのお釈迦様のお姿に、毎年心の底からの穏やかさと癒しを頂きます。

目を閉じ、きゅっと口も閉じながらも、口角が上がった柔和な表情ー

天武天皇 持統天皇も、こちらのお姿に安らぎや和やかさを与えられながら、国を動かす原動力を養っていたのでしょうか。

お像(神仏像)自体が、私たち人間に、直接声に出して語りかけることはありません。

しかしいずれも、目の前で起こるすべてのさだめ(出来事)を、じっと観つめ、耳を澄まし聞いて下さっています。

どんなことが起こっても微動だにしない、その寛大さの裏側で、我々と共に喜び、悲しみ、耐え、挑戦する側で寄り添って下さっている。

神仏も人間も、見ている人は必ず見てくれている。
言うべきことは、必ず言うべき人が言うべき時に伝え、伝わる人に伝わっていく真理。

そして、「癒し」は努力のうえに授けられ、感じるものであることも、教えられます。

「楽する」ことと「楽しい」ことの違いにもいえるように、「癒し」も、自ら求めて考え動き、汗水流すからこそ得れる穏やかさである真理。

受け身ではなく、自発的な姿勢によって、発生する目の前の現実と、変化ー

この世界が、今日という日が、私たち一人一人の努力で、癒しの温泉を湧かせていけますように✨
各々が沸かすその温泉に浸かる、周りの人たちの癒しに、繋がっていきますように✨

……
宝聚堂(寺宝殿)は、5月7日(日)まで引き続きご開帳中です。

写真は境内満開の八重桜と、大講堂の新緑の様子✨

努力の先に

努力の先に

4月8日『釈尊降誕会〜花まつり〜』法要を、本年も滞りなく斎行させて頂きました。

ご出仕ご参列下さいました式衆・行者・ご信徒関係者・崇敬者、同時刻に全国各地にて共に心を向けて下さった祈願主皆様に、深く感謝申し上げます。

毎回、各大祭の日に実感すること。

吉野は決して、交通アクセスが容易な場所ではありません。更に当寺院は、坂を何個も登らなければ辿り着きません。

そのようななか、予定を立て 時間をかけ…お越し参拝くださる皆様のお気持ちに触れ、また手を合わせて一心に祈られるお姿を目の当たりにし、皆さまのお心に、きちんと応えていけるお寺でありたいと、あらためて強く誓いました。

お釈迦様の歩まれた道のように、泥沼から蓮を咲かせる意味と努力を知り、自らが歩んだ道のりが、清らかな花々で満ちていきますように。

そしてその花々を、出会う人たちに渡していけるような生き方でありますように。

4月8日 花まつり 慶讃大護摩供法要 於 境内護摩道場

肌寒く曇りの1日でしたが、大護摩供の炎が上がった瞬間から晴れ間が✨

炎、そして香煙にさす光筋が、とても荘厳でした✨

護摩道場の八重桜が満開のなか厳修されました。

火生三昧~火渡り~

大護摩の香煙にさす光筋が、木漏れ日のようで、また煙の向こうで見上げる太陽の神聖さと、われわれを包むオレンジ色の空気が、尊い瞬間でした。

多くの方との結縁に感謝申し上げるとともに、皆さまの願いが成就されることを、心よりお祈り申し上げます。