Post navigation

ボーダーレス, ことのは つづり, 祈り, 季節, 想い, 祈りと医学, 植物&食物, 聖地, 神仏, 修行, ことば

生と死の輪舞 〜今月の床の間〜

生と死の輪舞 〜今月の床の間〜
吉野山では、すべての桜は御神木であり、枝を故意に折ったり切る者は、かつては腕を切り落とす罰に処されるほど、大切にされてきました。
今月の茶花にある枝樹は、「天武天皇 夢見の桜」が新陳代謝で地上に舞い降りた枝を頂戴し、これから咲かんとする椿の蕾と共に、「生と死」が表現されています。

何事にも始まりと終わりがあり、そして続いていくものがある。限定的であり、同時に永遠不滅の時間の中で、出会い別れを重んじる心。

一期一会ほど、重みのある時間が、他にあるでしょうか。

Anju
掛け物: 桃花千歳春
邪気・禍を祓い、どのような環境下であっても美しく咲き誇る桃の花。その様子から、幸福が末永く続くといわれています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*