GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

山門をでる時は、来られた時よりも、笑顔で

大峰山 入峰修行(登拝)を満行し、里に帰山する行者講で賑わう月曜日ー

「毎年、大峰山に登る目標があるから、1年間健康に気をつけて過ごせてる」

よくお聞きする言葉です✨

何事も、昨日今日で明日、のようなスピード感ではなく、時間をかけて準備をし得れる経験や出会い、日々の誠実な努めの積み重ねあっての、今日という毎日の成果。

何でも、欲しいときに、すぐに、簡単に、手に入る時代。
本当に必要で、心から欲するものを、見失いがちな時代。
真に大切な人・もの・想い…思い出を、忘れないように。

「山門をでる時は、来られた時よりも、笑顔で」

日々、様々な形で繋がる皆さまの、後ろ姿から気づかせて頂く、有難い学びと、振り返った時に見せて下さる笑顔に、癒されて✨

死ぬのは一回きり

吉野山の早朝は、風が涼しく、虫の声が季節の移っていく様をしっかりと伝えてくれています✨

一日一生。
死ぬ、その日は、たった一度きり。
生きる、その行為は、毎日毎日繰り返し続いている。

今日も、皆様にとって、誰かの気持ちを穏やかにし、自身の気持ちも穏やかに満たす1日となりますよう、吉野山よりお祈り申し上げます✨

永遠はないなかで

彩雲をよく見る季節✨🌈

一瞬でなくなってしまう、吉兆の景色。
忙しない日常で、ついつい見逃してしまっている、ささやかだけれど、偉大な奇跡と幸せの数々。

このご縁があるから

7月24日(水) 石川県 まなぶ産科婦人科クリニック様にて、医療従事者様へ向けての、中部さい帯血採取施設 教育訓練内の講演をさせて頂きました。

櫻本坊が大切にする想いの一つに、「祈りと医療 -CAREとCURE-」の繋がりの重要性があります。

「祈りは、効きますか?」

祈りに、体内の腫瘍を物理的に取り除く術はありませんが、少しでも…不安や恐怖・トラウマを癒し、今日を生きる力を補う、心の支えとなることはできる。

お寺という場所が、いま必要な方の拠り所であってほしい。沈んでいる気持ちを引き上げる、言霊を持って帰ってもらえる…祈りのクリニックであってほしい。

櫻本坊という場を活かしながら、参拝者 祈願者 皆さまの生きる力と、声で、毎日を満たしていきたいです。


日本赤十字社 近畿さい帯血バンク様とのご縁から始まり、各病院(産科 婦人科 総合病院)で、医療従事者の皆様に向けて行われる教育訓練 講演担当は、今年で12年目です。

*中部さい帯血バンク様 HP↓
https://www.chubu-cbb.org/

さい帯血は、赤ちゃんとお母さんを結ぶ「臍の緒」から、出産時に採取される「祈りの血液」です。さい帯血移植は、重篤な血液疾患の治療に役立っています。

出産を控えていらっしゃる方、身近に妊婦さんがいらっしゃる方、出産時の臍帯血 提供協力によって、救われる命があります。
患者の家族にとっても、繋がる夢と未来があります。

少子化、コロナ禍での献血の困難により、大変厳しい状況が、移植現場でも続いています。

1人でも多くの皆様の、深いご理解と温かいご支援をお願い申し上げます。