GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

「1」の位置

不易流行の心で

本日、天武天皇ご神像ご開扉を終え、結願の祭礼をさせて頂きました。

先日 11月11日 1時から執り行われた、天武天皇祭。「1」の並ぶゾロ目の偶然と必然の、まさに原点の日に、多くの方と共に、天武天皇にお心を向けれましたこと、感謝申し上げます。

櫻本坊は、器はお寺でありますが、修験道 仏教 密教 陰陽道 そして神道…を含む1つの宗教 宗派にとらわれない縛られない、神仏習合の祈りが満ちている場所です。

祈り方 祀り方 作法 形 装束 唱える言霊は違っていても、心を向ける方向と、祈る心構えは同じ。

天武天皇が当山を建立された日から、1350年もの時の中で、守り継がれてきた祈りと想い。

絶えることなく今に繋がるこの道を、未来に繋げるため、守るために、今携わらせて頂いている私たちに何が出来るのか。

今の自分達の、今できる精一杯の「100%」でご奉仕させて頂く。

不易流行の精神で、時代の在り方に合わせながら、修正 改善しながら、変わらぬ本質を継承していく。
これからも絶えることなく「祀り」「祭り」を続けていく。

いつでも、その時の「100%」で生きていく

とこしなえに繋がる道を、それぞれの人生に託された命と使命を忘れず、前進あるのみ!と教えられた、今年の10日間のご開扉でした

Anju

清らかな雨と 事吉き兆なる雲と -天武天皇例祭ご案内-

<<天武天皇御神徳報賽神事 ご案内>>

羽衣雲の美しい秋の空の下で
昨日の清らかな雨が、本日からのご開帳のための浄化だったよう…
櫻本坊では、お祭りの前後の日々には、浄化の雨が降り、そして見上げると必ず、吉兆の羽の雲が見守ってくれています

11月11日(日) 13:00
天武天皇御神徳報賽神事 (於 本堂)

*玉串拝礼がございますので、ご参列の方は平服でお越し下さい。
(カジュアルすぎる軽装はご遠慮頂き、神前拝礼に不敬にならない服装)

11月10日(土)〜19日(月) 8:30〜16:30
天武天皇ご神像 特別ご開帳 (於 本堂)

*宝聚堂も同時に開扉しております。天武天皇御神霊 地蔵菩薩(重文)等 拝観して頂けます。但し、天武天皇お念持仏 釈迦如来坐像(重文・初代本尊)は4月のみのご開帳です。

尚、11/3〜25まで 土日祝に限り、近鉄吉野駅から中千本公園(櫻本坊駐車場 真横のバス停)間、奈良交通のバスが運行しております。バス降車後、朱色の門 階段を上られると境内に入って頂けます。

永遠を伝える -天武天皇例祭ご案内-

<<天武天皇御神徳報賽神事 ご案内>>

“特別な事をするために特別な事をするのではない。特別な事をするために普通通りの当たり前の事をする” by イチロー選手

当山において、最も重要な祭の1つである天武天皇例祭、そして天武天皇御神像ご開帳が近づいてまいりました。

お祭りは「たてまつる」ことであり、神仏のためにさせて頂く、感謝で始まり感謝で終わる儀式です。

お祭りが執り行われるのは「その日 1日」ですが、その日だけが特別で全てではありません。

日々の祈りの積み重ね、日々の実践の繰り返し。
神仏と深める信頼関係。
実践が信念となり信仰へと繋がります。

天武天皇が定められた「遷宮」制度。

「20年に1度」ではなく「20年かけて」行う壮大で厳かなお祭りには、天皇 神職をはじめ、想像を超える大勢の方達 職人の方達…日本全体が関わっています。
毎日の、人々の祈りと想い、そしてご奉仕の積み重ねがあるからこその「祭」。

1300年前から変わらない、そしてこれからも永遠に変わることのない「祭」。

祈り 心構え 祭式 作法 伝統 神話 日本人の心…変わらない本質と本筋を正しく継いでいき、途絶えさせないために「同じことを繰り返す意味」「更新の文化」を天武天皇は未来(現在)に繋げられました。

その天武天皇の祈りと想い、そして「夢」は、天武天皇によって建立された櫻本坊にも静かに、そして力強く息づいています。

こうして毎年、お祭りの日を迎えれることへの感謝と、これからも永遠に続いていってほしいと願う道を守るために、慎みて怠ることなく、特別でない毎日の「特別な瞬間」の連続を大切にし、祈りを重ねていきたい…!そう願ってなりません

Anju

<<天武天皇御神徳報賽神事>>

11月11日(日) 13:00 於 本堂

*玉串拝礼がございますので、ご参列の方は平服でお越し下さい。
(カジュアルすぎる軽装はご遠慮頂き、神前拝礼に不敬にならない服装)

11月10日(土)〜19日(月) 8:30〜16:30
天武天皇ご神像 特別ご開帳 (於 本堂)

*宝聚堂も同時に開扉しております。天武天皇御神霊 地蔵菩薩(重文)等 拝観して頂けます。但し、天武天皇お念持仏 釈迦如来坐像(重文・初代本尊)は4月のみのご開帳です。

尚、11/3〜25まで 土日祝に限り、近鉄吉野駅から中千本公園(櫻本坊駐車場 真横のバス停)間、奈良交通のバスが運行しております。バス降車後、朱色の門 階段を上られると境内に入って頂けます。

かけまくもかしこき -天武天皇例祭ご案内-

当山において、最も重要な祭の1つである天武天皇例祭。櫻本坊に奉職する神職によって謹んでご奉仕されます。
<言葉に出すことさえも恐れ多い…天照大御神 天武天皇へと届けられる祝詞 -良い言霊のたくさん入った祝詞を唱えます->

天武天皇は「倭国」から「日本」へ、「大王」から「天皇」へと改め、現代に息づく日出ずる国の原形を固められました。そして、伊勢神宮の遷宮制度・神職階位を定められ、古事記・日本書紀の編纂を命じられたのは、日本という国の神々しい神話を正しく後世に伝え、「日本人」の本筋を未来栄光滅ばさせないためでした。

おそらく多くの方が疑問に思われる「なぜ、お寺に僧侶 神職が共に奉職し、法要 祭祀が共に行われているの?」
…「道」と「教え」は共にあるからです。
<お力のこもった神聖な御神酒の盃戴>

国の永遠の平安と繁栄を願い、天武天皇は神道 仏教ともに精通され、国を治める確たる軸とされました。
壬申の乱を勝利へと導いた「夢のお告げ」によって当山を建立された、万葉の御代の天皇。

神仏習合のシンボルともいえるお姿の御神前で、日本の平和と幸福を祈る祝詞 そして皆様の祈り想いは、天武天皇が櫻本坊に繋げて下さった光の柱を通じて、天照大御神へと届けられます。

「永遠性」の神髄(真髄) 神威(真意)を、感じて頂くことが、この大祭へ込める想いの1つであります。

Anju

<<天武天皇御神徳報賽神事>>
11月11日(日) 13:00 於 本堂
*玉串拝礼がございますので、ご参列の方は平服でお越し下さい。
(カジュアルすぎる軽装はご遠慮頂き、神前拝礼に不敬にならない服装)

11月10日(土)〜19日(月) 8:30〜16:30
天武天皇ご神像 特別ご開帳 (於 本堂)
*宝聚堂も同時に開扉しております。天武天皇御神霊 地蔵菩薩(重文)等 拝観して頂けます。但し、天武天皇お念持仏 釈迦如来坐像(重文・初代本尊)は4月のみのご開帳です。

尚、11/3〜25まで 土日祝に限り、近鉄吉野駅から中千本公園(櫻本坊駐車場 真横のバス停)間、奈良交通のバスが運行しております。バス降車後、朱色の門 階段を上られると境内に入って頂けます。

重みと厚み -護摩木-

護摩木とは…
<護摩木>

月例「お護摩の日」「書禅会」
今月は27(土)です。 *下記参照↓

護摩を焚く時、護摩木を炎の中に投入します。この護摩木には、願主の願い 祈りがこめられています。
<大護摩供で投入された護摩木 祈りは炎と煙、そして祈りの言霊にのって天高く届けられる>

お預かりした護摩木は、お1人お1人の命の重み 人生の厚み…と真摯に受け取り その意識に焦点を合わせます。

そしてその護摩木に書かれた祈り事を、心読・ 黙読 もしくは読み上げ、祈りが神仏に届けられるように「祈る」のが護摩を焚く者の務め。
<護摩中の作法全てに意味があります>

吉野聖天大祭の大護摩など、多くの護摩木をお預かりする際は、前日から、1本1本 全ての護摩木を読み上げ、当日に炎へ投入します。

単純に炎の中に「投げ入れて」いるのでは決してありません。
<他者の祈りを「祈る」祈り構え/命の重み 人生の厚みを尊ぶ祈り構え>

目に見える形・目に見えない所で、何気なく目にし、何気なくしているように見える作法1つ1つ全てに、そしてお経 祝詞 賛美歌 装束 法具 数珠 笏 扇 ロザリオ…全てに重みがあり、意味があり、心構えと祈り構えがあります。

神仏・ 中取持 ・祈願者
三者一体の真心でこそ光の柱は太くなり願いは現実となる…
それはまさに、光の柱を天に向け飛び立つ 手塚治虫の火の鳥のように…

Anju
<神仏は全て見ている>

日程: 10月27日(土)

場所: 櫻本坊

時間: 10:00〜 受付 (お護摩の日参加者)
11:00〜 ご祈祷護摩法要
13:00〜受付(書禅会参加者)
14:00〜16:00頃 書禅会

書禅参加費: お1人 2,500円
お子様も大歓迎です!

*同日11:00〜のお護摩に参加され、引き続き午後の書禅会へご参加ご希望の方は、昼食はご自身でご準備下さい。

*書道具はこちらでご用意しておりますが、お道具をお持ちの方はご持参ください。