大峰山 入峰修行を満行し、里に帰山する講社で賑わう日曜日の様子ー

雨が降っている週末は、「今頃、大峰山に登っておられる頃かな」「足元、大丈夫かな」「皆さん、無事に登って帰って来られますように」と、天気予報と睨めっこな夏。
どんな天気でも、「やっぱり山が好き!」「今年も無事行けて良かった!」というお言葉とともに、キラッとした眼差しを拝見させて頂けると、ほっと安心する、日曜日✨
5月17日(土) ヒルトン・ガーテン・イン京都四条烏丸様にて、【京さろん ~お坊さんCafe~】山という鏡~入峯修行における自然とこころの統合~、の講演をさせて頂きました✨

これから山に入られる方も、山が恋しいと感じられる方も、山に入る意味を今一度見つめ直したい方も、そして山と共に人生を歩んでおられる方も…
「山」という共通のHOMEを、一緒に運心(うんじん:心で歩む)させて頂けるような…懐かしく楽しいお時間となりましたこと、心より願っております✨
お足元の悪いなか、この日を楽しみにご参加くださいました皆さま、そして、長年素晴らしいご縁で繋がる主催者様に、厚く御礼申し上げます✨
櫻本坊の軸にある想いが、いま必要とされている方の心に、届いていきますように。
また、お山で、会いましょう!
(Photo by M.K様)
今月のイヒカ塾(5/17) 「役行者 ~祈る前に許すためのお話〜」をご受講下さった皆さま、ありがとうございました✨
役行者の人生を、あらためて読んでいく。
自然に回帰し、「未知」なる「道」を開き、社会 そして人々の心が安らぎに「満ち」ることを願った、1人の人間が観たものとは。
求めたものとは。
1300余年先で生きる、私たち人間に託して下さった願いとは。
役行者は、山頂に登る者だけが出会える存在ではありません。
そもそも彼は、いつも山頂にいるわけではないでしょう。
山頂にいることよりも、山を降り、里にいる時間も大切にした、社会の一員に変わりなかったからです。
教えとして、金剛杖として、足として…いつも側で、一緒に歩んで下さる存在。
道を一緒に歩める幸せに、日々感謝して生きていきたいと、何度も何度も思う今日この頃✨

イヒカ塾では、日常で実践していける学びを、様々な観点から楽しくお伝えしています✨
次回も、皆さまのご受講を心よりお待ち申し上げます✨
<<次回 イヒカ塾日程>>
8/9(土)「地蔵 ~笑う大地の女神のお話~」
10/18(土)「烏枢沙摩明王 ~氣枯れと清めのお話~」
12/13(土)「天狗 ~山に降り立った流れ星のお話~」
https://sakuramotobou.or.jp/event/2025/2025ihika.html
いよいよ明日です✨
お申込下さいました皆さま、お会いできますこと、楽しみにしております✨
<<京さろん ~お坊さんCafe~>>
お寺を身近に感じるお坊さんのトークイベント!
素朴な疑問や裏話など、コーヒー片手に気軽に楽しみましょう。
🔸開催日: 2025年5月17日(土)
🔸時間: 14時15分開場 / 14時半開始
(第一部:僧侶によるお話
第二部:質疑応答など僧侶とのトークタイム)
/ 17時 終了予定
🔸場所: ヒルトン・ガーデン・イン 京都四条烏丸
1階 Together&Co.
🔸テーマ:「山という鏡~入峯修行における自然とこころの統合~」
修験道は、密教・神道・道教などの思想と、日本古来の山岳信仰が融合して生まれました。
「迷いを去り、穢れ(けがれ)を除く」という意味の「抖擻行(とそうぎょう)」を行う修験道は山での修行に重点を置き、その修行者を特に「山伏」と呼びます。 今回は、山に入り修行するなかで体験する「こころの変化」などについて、修験道を裏付ける仏教の論理や、特に「仏教の心理学」と称される唯識(*)の観点から、自身の体験をふまえてお話しします。
*唯識(ゆいしき)
大乗仏教の三大思想の一つで、「あらゆるものごとは、ただ(唯)自己の心(識)の現れにすぎない」との教え。

🔸講師: 櫻本坊 教学執事 ザイレ 法雲
🔸料金:
<トークイベントのみ> 1名様 4,000円
<ランチ付きプラン> 1名様 7,000円
<各プラン共通>コーヒー&紅茶 フリーフロー(お菓子つき)
※税金・サービス料込
※文化財や伝統芸能を後世に守り伝えていくため、参加費の一部を講師の所属先へ寄付します

お申し込み方法・詳細は下記より
https://hiltongardeninn-kyoto.hiltonjapan.co.jp/plans/restaurants/event/together-and-co-2305