GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

Not only words tell everything

Not only words tell everything ー

世界中で、争いや憎しみが減るどころか、増える世の中で、人と人が繋がり、分かり合えることに、希望はまだ沢山ある。

コロナ禍では、人と人の距離や対面が制限され、人間として失われそうになった「感覚」や「感性」がありました。

有難いことに、吉野は偉大な自然に恵まれ、人との距離はあっても、身近な自然の存在に、どれだけ心身を救われたでしょうか。

インバウンドが戻り、海外の方のご来山や体験修行受入も戻ってきました。
こちらも有難いことに、9割以上の方が、口コミで来てくださいます。

海外の方達の積極的な質問や意見は、大変興味深く、客観的な視点や観点から多くの気づきを頂きます。

そして何より、話す言語は違っても、お互い、その場で実際に時間を共にして、笑顔を見たり、雰囲気やアイコンタクトや波動から、感じ合える多くの情報交換。

同じ言語を話す日本人同士でも、伝わらないこと、通じないことがあります。

常に思うのは、言葉には限界があるということ。
でも、感じること、自然に、限界はありません。
時に、口や文章で話す言葉ではない「言語」が、「言語」になることの方が多い。

自然に入り、五感で感じることは、国籍関係なく、言葉なくても分かり合える、同じこと。

“Nature helps go back to who truly we are.”

心身の直感や感覚を鈍らせないために、自然というファミリーの存在の有難さと、人と人が繋がり結び合う喜び…その感覚を大事にしていきたいと、心から想います✨

*写真は、止観瞑想と写仏体験の流れ(英語でご案内vers.)ー

現代に生きる若き侍たち

剣道を愛する、現代に生きる若き侍たちが主催する、自分マーケティング×体験型コーチング合宿が行われています。

修験道 仏道 神道 剣道 弓道 合気道 柔道 書道 花道 茶道…「道」と名のつく教えと導きに通ずるものー

社会をより良い場所へ…もっと自分らしく生きるために、自他を思いやり幸せにするために、今できることとは何かー

若い方々の夢の実現を、少しでもサポートできるような、「日本」をしっかり伝えていける寺院でありたいと、あらためて感じました。

熱い想いを、確実に形にされていく方々とのご縁に、感謝申し上げます。

侍ノ修行 @samurai_syugyo
https://instagram.com/samurai_syugyo?igshid=MzRlODBiNWFlZA==

『侍ノ修行』:刀を通じて己を見つめ直し、瞑想を通じて呼吸と心を整える、講義を通じて思考の幅と深さを広げる。徹底的な「言語化」で己の認識を書き換える。

*写真は、上記インスタグラムアカウントよりお借りしています
*当合宿中、当寺院 大講堂(100畳の部屋)を、講義室・瞑想ルームとして提供させて頂いております

心願成就祈願 勤行 於 本堂の様子

1本の護摩木の重み

「お祈り、よろしくお願いします」

1本の護摩木を、大切に大切に握りしめて、授与所にお持ち下さるご参拝の方々が、いらっしゃいます。

その1本の護摩木には、祈願主さまの、人生の重み、生命の重みが宿っています。

その想いを、お預かりする責任の重みと、願い事が神仏に届きますように、と一緒に祈り寄り添わせて頂くことが、社寺の重要な役目です。

近年、護摩法要 ならびに 護摩木に関するお問い合わせがより増えました。

遠方で頻繁に伺えない、子どもが小さくて法要に参加することに不安がある、闘病中で実際に足を運ぶことが難しい…さまざまな諸事情と状況の方々に、祈りを身近に感じて頂きたいという一心で、コロナ禍中から「お護摩のライブ配信」を始めました。

そこから繋がった多くの皆様方との温かいご縁や、温かいお言葉の数々に、日々、我々の方が励みを頂き、笑顔を頂いております。ありがとうございます。

「お護摩のライブ配信」の枠だけでなく、月例の「月次祭〜お護摩の日〜」や、4/8・10/1の大護摩供法要「大祭日」への護摩木祈願申込、に関するお問い合わせが増えておりますので、オンライン(郵送)にてお申し込み頂ける専用ページを新たに致しました。

https://sakuramotobou.or.jp/event/contact/hirakegoma-2023.html

櫻本坊の『道開き』の力が、より一層、1人でも多くの方々の願いの成就に結ばれていきますよう、心よりお祈り申し上げます。

豊臣秀頼奉納『大般若経六百巻』の調査が行われています

当寺院 宝聚堂にてお預かりしております、豊臣秀頼奉納『大般若経六百巻』の調査が、東京大学史料編纂所様・元興寺文化財研究所様を筆頭に行われています。

数年にわたり続く、調査員皆様のご尽力に、深く感謝申し上げます。

歴史を後世に伝えていくことの、大きな意味と大切さー
それを可能にして下さる、専門家の皆さまの情熱に、学びを沢山いただいています。

ありがとうございます。

そこに愛は、あるんか

大峯山入峰修行から帰山の、行者講満行護摩の様子ー

さまざまな形での、信仰のあり方ー

何を着用しているかや、肩書の有無ではなく、最も大切なのは、自然を愛し、純粋に神仏へ手を合わせ、祈りを捧げる想い。

そしてそこに、どれだけ真心が込められているか、ということ。

…….
「そうだ、大峯山へいこう」

大峯山上参籠所の窓からー
宙は、今日も私たちを包んでくれる。

大峯山上 櫻本坊参籠所 坊守撮影(2023.06.04)

そして、大峯山から見送る夕陽ー
明日は明日の風がふく。ふかしていく。