今朝の大峯山上からの景色ー
尊い朝の太陽ー
大峯山上 櫻本坊参籠所 坊守撮影 2023.05.21
大峯山 入峰修行(登拝)を満行し、里に帰山する行者講でにぎわう日曜日ー
法螺貝・錫杖・太鼓・鈴の音霊と、読経が各箇所から山に響く、吉野山の夏の風景ー
おかえりなさい
連日の浄化の雨を受け、まだ滴残る青々とした草々と、湿った土。
そんな日ほど、当山では積極的に、境内の草引きDay!として奉仕に励みます✨
近年では「土は汚いから触ってはダメ」と教えられるお子さまも多いと聞きます。
同時に、メンタルヘルスに悩む年齢層も、幅が広がり続ける社会の闇。
自然は、偉大な医師であり、薬剤師です。
自然から身も心も離れれば離れるほど、人間の精神は、正しい判断力や、肯定的な思考力を見失いやすくなると、古来より言われています。
家に引きこもっているよりも、外に出て太陽の光を浴びる方が、ずっといいはず。
もし自分の力で外に出ることが難しいのなら、誰かに引っ張ってもらって、背中に背負ってもらって…そうしてもらってでも、自分の心身を光で包んでもらう経験は、必ず心の再生力に繋がると、信じています。
無心になれて、身も心もデトックスしてもらえる、なんとも気持ちの良い、夏の代表的な作務を通して触れ合える、大地や植物、虫たちが教えてくれる沢山の気づきと、人間として、大切なこと。
先日5月17日(水) 14時より、橘寺様にて「なら観音華絵巻法要」が斎行されました。
法要の様子(写真)ならびにメッセージを、公式事務局様よりお借りいたします。↓
………
本日(2023/5/17)、橘寺にて
なら観音華絵巻法要を行いました。
コロナ禍で幾度も延期となり、
本日も一般の方はお堂にお入りいただくことはできませんでした。
またこういった事情もございまして、
法要後のご報告となってしまったこと、
誠に申し訳ございません。
本日は、
導師をお勤めいただいた橘寺様はじめ、
経頭に櫻本坊様、また識衆として聖林寺様、岡寺様、如意輪寺様、
そして談山神社様の、神仏習合の法要をお勤めいただきました。
また今回は特別に、天台宗の僧侶の方々にもお集まりいただき、
天台宗声明を唱えていただけたことも大変ありがたく思います。
修繕を終えた橘寺・観音堂に安置される如意輪観音様が
優しく微笑んでおられたのが印象的でした。
2018年から始まった「なら観音華絵巻」。
このたびの法要を持ちまして、
一度、解散とさせていただきます。
中南和に新しい巡礼を、ということで、
県内でも珍しい神仏習合の巡礼でした。
それぞれの社寺様に安置される観音様は、
これからも皆様に愛される大切な仏様です。
皆様方においては、引き続き各社寺様にご参拝いただけるよう、
何卒お願い申し上げます。
“If you can’t explain it simply, you don’t understand it yourself (well enough).” 子供に説明できなければ、自分自身が理解しているとは言えない。
ーアルベルト・アインシュタイン
……
毎年恒例の、小学生のお子様たちの、課外学習(祈祷護摩・無言の行/サイレントウォーク)受け入れが行われております✨
自分の手で、護摩木に「お願い事」を書くことで、想いを言葉にする大切さを知ってもらう。
無言を保つことで、頭の中、心の中に湧き出てくる気持ちを整理し、自分自身で考え、コントロールしていく術を知ってもらう。
生きていくことは、楽しいことばかりではありません。
楽しいことは、楽じゃない。
楽なことは、楽しいわけじゃない。
自分で考えて、判断して、決断して、自分から動いて努力しなければ 楽しいことはできない。楽しいことをするのは、楽じゃないという真理。
消極的に、波を起こさずただ風を待つよりも、積極的に動いて風を起こし、進むべき方向へ舵を先導していく。
前向きに議論して、意見をシェアし合って、手にしていく…真の自由・心の平和・生き方の選択と決断を、子ども・学生・若い世代の方に、伝えていける寺院であり続けたいです✨
今日という1日を、ほっこりする笑顔で包んでくれたお子さまたち、ありがとうございました✨