目を閉じ黙っていても -With or without eyes opened-
神仏像は、私たち人間に、直接声に出して語りかけることはありません。
目を開いているお姿…目を閉じているお姿…いずれも、目の前で起こるすべてのさだめ(出来事)を、じっと観つめ、耳を澄まし聞いて下さっています。
どんなことが起こっても微動だにしない、その寛大さの裏側に、我々と共に喜び、悲しみ、耐え、挑戦する側で寄り添って下さっている
そして同時に、相手は何も言わないから、見ていないから、自分は何をしてもいい、やってもいい…という発想の傲慢さを知る。
神仏像の御前にひかれる「結界」の存在の意味と、重みを知る。
時に「厳しさ」「叱り」として導いてくださる、その慈しみの畏れ多さ。
“天知る地知る我知る人知る”
誤魔化しは、一切きかない。
Anju
……
昨日2月13日、奈良新聞様で「天武天皇お念持佛 釈迦如来坐像」に関する記事が掲載されました。担当記者様、ありがとうございます。
https://www.nara-np.co.jp/news/20220213212928.html
吉兆
ほんの束の間の景色ー
少しタイミングがズレていたら、そこに自然のギフトがあったことにも気づかなかったでしょう。
ふとした瞬間に、たまたまの偶然が重なり、自然が見せてくれる風景。
日々の日常、人生においても、そこにせっかく宝ものがあるのに、気づかずに過ぎていくことも多いのかもしれません。
何の特別でもない当たり前の毎日が、最も幸せな時空間であることに、感謝の気持ちが溢れます。