GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

『祈りの回廊』にインタビュー記事が掲載されました

冊子『祈りの回廊』2020年3月〜9月 春夏版「特別講和」に、当寺院住職と執事のインタビューが掲載されました。
自分を見つめ、助け合い、尊重と融和の日常へー

櫻本坊の軸にある想いを、さまざまな所・形で発信して頂ける機会が増えました。

伝え続けること、実践し続けることは、相当の忍耐と努力と、何より「信じる力」が必要です。まして、その殆どが、人の目に触れないことであるなら尚更、途中で投げ出したくなる日々も、誰にだってあります。

でも、今日まで諦めなかった。
そして、今日も諦めていない。

その想いを、力とし、同じ方向を向いて進んでいく仲間が着実に増えていることの有難さに、感謝が増す日々です。

冊子は当寺院でも配布しております
またWEBからも読んでいただけます
関係者皆様 ライター様、心より感謝申し上げます。

『祈りの回廊』特別講和 掲載記事↓
http://inori.nara-kankou.or.jp/inori/special-interview/kowa40/

誤魔化しは、一切きかない

目を閉じ黙っていても -With or without eyes opened-
神仏像は、私たち人間に、直接声に出して語りかけることはありません。

目を開いているお姿…目を閉じているお姿…いずれも、目の前で起こるすべてのさだめ(出来事)を、じっと観つめ、耳を澄まし聞いて下さっています。

どんなことが起こっても微動だにしない、その寛大さの裏側に、我々と共に喜び、悲しみ、耐え、挑戦する側で寄り添って下さってい

そして同時に、相手は何も言わないから、見ていないから、自分は何をしてもいい、やってもいい…という発想の傲慢さを知る。

神仏像の御前にひかれる「結界」の存在の意味と、重みを知る。

時に「厳しさ」「叱り」として導いてくださる、その慈しみの畏れ多さ。

“天知る地知る我知る人知る”

誤魔化しは、一切きかない。

Anju

……
昨日2月13日、奈良新聞様で「天武天皇お念持佛 釈迦如来坐像」に関する記事が掲載されました。担当記者様、ありがとうございます。
https://www.nara-np.co.jp/news/20220213212928.html

吉兆

ほんの束の間の景色ー

少しタイミングがズレていたら、そこに自然のギフトがあったことにも気づかなかったでしょう。

ふとした瞬間に、たまたまの偶然が重なり、自然が見せてくれる風景。

日々の日常、人生においても、そこにせっかく宝ものがあるのに、気づかずに過ぎていくことも多いのかもしれません。

何の特別でもない当たり前の毎日が、最も幸せな時空間であることに、感謝の気持ちが溢れます。

一途なもの

一途なもの

なにごとも、まず「想い」があるから、私たちは行動にうつします

そこに、遠い近いの「距離」は言い訳にでてきません。

どの国でも…古来、人は教会や寺院・神殿や神社に詣でるために、自らの足で何日・何週間・何ヶ月も命がけで歩きました。

ただ、祈るためだけに。

現代でも、車で電車で…歩いて、聖地に向かい、神仏への様々な報告・祈願・感謝を胸に、私たちは自分の足を使います。
その時間と距離と道中、困難さえも、思い出となり愛おしいと感じる。

祈りは、一途。
人間同士も同じ。どんなに側で一緒にいても、その人を遠くに感じる日もあります。物理的な距離ではなく、結局は、心の距離。

すべては、心が、決めること。
心で、決めれること。

その人にとって、大事だから、大事なことだから、大事な人だから、大事な場所だから…大事なことほど、理屈や理由はない。ただ、やる/する/向かう、それだけ。

“大事なことは、たいていが面倒なこと”
宮崎駿監督の言葉を、思い出しました

自然と人間の共存を目指す

大講堂周囲・宝聚堂裏の樹木の伐採と整備が行われていました。
以前より、台風や大雨による倒木の発生と、お堂の損傷が生じる可能性が危惧されておりました。
ありのままの自然の美しさと、植物のサークルオブライフを尊ぶ気持ちを忘れず、自然と人間の共存を目指す…

作業にあたってくださった関係者皆さま、ありがとうございます
吉兆

すべては…

割れ欠けてしまった所に、流れ込む光の筋があるー
そこから芽吹く、新たな生命と、細胞の活性の神秘。

気づけば、あっという間に過ぎていく「短い」人生を、「長い」目で見る。

後悔のないように生きていても、何かしら後悔がのこるのが人生で、やってもやらなくても、何かしら言われるのが社会で、信念を貫き夢を叶えることの大変さと、楽しさ。

永遠に続くものは多くない。
未来のどこかで、必ず自信と感謝に結ばれるように、今日の選択肢を、今日実行する。
吉兆

ふと宙を見上げたら、進む方向に向かって同じように向かう、飛行機雲。

何事も、迷いや不安はあって当然。
それだけ本気で真剣に悩み、考え、想うことは、心が弱いわけではない。

続けることの、真っ直ぐさと意志の強さ、自分への信頼は、必ず道を結ぶことを信じて…
春が訪れる直前の厳しい寒さ。

”夜明け前が、最も暗い…”