“So…what is Shugendo then?”
“Who is En no Gyoja at the end of the day?”
修験道とは、なんですか?
役行者とは、なにものですか?
この最もシンプルで、最も言語化しにくい質問が、国内外問わず、近年特に多い取材内容です。
専門用語を使い、難しく答えた方が、もっともらしく聞こえるかもしれません。
しかし、櫻本坊が目指す在り方は、「ここだけで終わる経験/話」ではなく、日常・社会でこそ活かせる気付きを持って帰っていただくことです。
そしてそれは、特別に難しい事は含まれていません。
誰もが本来持っている、実行できること。
ただ、社会や人間関係に揉まれ要領や損得・傲慢さを覚え…忘れてしまっていることを、思い出す必要があるだけのこと。
修験道、ってなんですか?
-人としての道
-人として、生きる道
当たり前じゃない「当たり前」にどれだけ感謝の気持ちを忘れず、その感謝を言葉にでき、実行できるか。
何をもって、“行(ぎょう)”というのか?
-生きる行いを修めること
山の中だけに修行はありません。日常・社会で、人としての当たり前を努力する謙虚さと真面目さがあってこそ。
まずは、人間として、どうあるか。
極めて現実的で、実践的で、いまどう行動すべきかを、常に考えさせられる道…一切の誤魔化しがきかない道…それが修験道ではないでしょうか。
*写真は先日行われた、通訳案内士さん向けの研修の様子です。海外の方に修験道を正しくお伝えするために、ともに学びを深める時間となりました。ありがとうございました。
Stay humble
謙虚であれ