GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

自分らしく癒(い)く

「自分らしく癒(い)く」

“Each of our decisions must be respected. Each of our emotion swings must be forgiven.

We’ve been all struggling, we’ve been all making difficult decisions. The journey until today was not always pleasant. It will not be always delightful.

That’s why we should never lose kindness and caring attitudes. We never know what they’ve been going through, they never know what we’ve been going through. People just really don’t talk about it.”

「人を救うのは、目に見えない神や仏の力でもありますが、最も人を救うのは、救い合えるのは、それもまた…人である、と信じています」

オンラインやネットだけでは、やはり限界があること。

繋がりとか触れ合いとか、一緒に過ごす時間や生身の経験・感情…シェアすること、語らい合うこと…その場に身を置いて、お互いの目を見て、かけ合う言葉や癒せることに、勝るものはないな、と痛感します。

心を癒やしていかなくては、治るものも治らない。
人が人を癒やしていく時代であると、信じているからこそ、社寺の役割を100%果たしていくことを誓う、今月のお護摩への祈り

いま必要とされている方に、お護摩の祈りが届いていきますように

Anju

ps 本日、ライブ配信にて遥拝していただいた皆様、ありがとうございました。また、メッセージも同時にお送り頂き、心の結びに感謝致します。

より良いライブ配信をしていけますよう、精進いたします
引き続き宜しくお願い申し上げます。

櫻本坊公式Instagram↓
https://instagram.com/sakuramotobou.official  (@sakuramotobou.official)

……
護摩木を奉納し「ひらけごま」に遥拝しましょう。
*配信内容詳細・護摩木申し込みフォームはこちら↓
https://sakuramotobou.or.jp/event/contact/hirakegoma2021.html

<<次回ライブ配信日>>
午前10時より
9月11日(土)
10月1日(金) *大護摩供14時半頃目安
11月6日(土)
12月4日(土)

その命に伝えたいこと

その命に伝えたいこと

年々「死生観」をお伝えする機会が増えるなかで、特に若い方・学生の皆さまから多い質問のひとつに、

「今を生きなさい、って、どう生きることが正解ですか?」

があります。

どのような質問に対しても、私たちは「正解」は持っていません。そして何かしらの「正解」を教える…そのような意識は、初めから持っていません。

しかし、自身の経験と言葉で、想いを…誠心誠意お伝えすることに、100%心を注いでいます。
目の前に、大切な人が横たわっていて、その命の時間が迫っていると知ったとき。決して変えることができない事実に直面したとき。

その手を握りしめ、最後に何を伝えますか?
1番伝えたい言葉は、なんだと思いますか?

実際、元気で生きている間は、「いつか言える」「あえて今言わなくても」「また後で」と見過ごしがちな沢山の言葉。

いざ、大切な人の死を目の前にした時、言いたいことは山ほどあって、それを伝えきれない後悔や、なんでなんで…と悔やむ気持ちが出てきます。それは、逆の立場でも起こりえることです。

…その状況を考えた時、今をどう生きるか、が見えてくるように思うのです。

いずれ、みな死ぬ定めを生きています。
自分の死も、決して他人事ではありません。

だからこそ、毎日の何気ないすべての瞬間に、できることがあります。

「おはよう」「おやすみ」「行ってらっしゃい」「行ってきます」「ただいま」「おかえり」

返ってくる返事、誰かから向けられる 誰かに向ける「言葉」こそが「祈り」。

なんの特別じゃない日々の当たり前にある、たかが一言、されど一言。

その言葉を言った言わないが、一生を左右することがある。

そして、どんなことがあったとしても…自分にも相手にも…最後に伝えたい言葉、伝えてもらえる言葉が、ただ一言「ありがとう」でしかない、という真実に近づくことが…今をどう生きるかに全て繋がるように、思うのです。

Anju
中が見えて、初めて分かること。
人にも物にも何にでも、側面だけでは分からない物語がある。
自身が経験しないと、実際にその物語を生きないと、外野から批判や非難すべきでないことの多さ。

8月の行事予定ご案内

8月の行事予定ご案内
今月の床の間は、香り高いユリが魅惑的でした

→7日(土) 10時
『ひらけごま〜お護摩のライブ配信〜』

*祈願護摩木をお申し込みの方で、前日(6日)までにご返送頂く分は、この日にお焚き上げいたします。

→8日(日)〜9日(月) ・15日(日)〜16日(月)
『大峯山へ癒(い)こう〜住職と行く登拝修行〜』

*両日程とも定員に満ちましたので、申し込みは締め切らせていただきました

(9月19日〜20日の分は、引き続き申し込み受付中)

→8月『お寺で癒(い)よう 〜五感を澄ます体験〜』プログラム実施日: 4日・5日・11日・12日・18日・20日

*止観瞑想・沐浴行を体験して頂けます

*写経写仏は 上記の日程に限らず随時受付中

→24日(火) 13時
『地蔵大祭』

→28日(土)〜29日(日)
『聖地巡礼〜女性のための登拝修行〜』

*定員に満ちましたので、申し込みは締め切らせていただきました

→8月の『月次祭 お護摩の日〜イヒカの火〜』

ならびに『書禅会』

はお休みです

……
護摩法要・各種祈祷供養法要は、通常通り受付しております(完全予約制・完全個別制)

お問い合わせください

また遠隔での、護摩法要・各種祈祷供養法要も受付しておりますので、ご相談ください(完全予約制・完全個別制)

https://sakuramotobou.or.jp/about/prayer.html

各作法伝授に関しましても、お問い合わせください。
「大峰山寺 方眼萬類翠」

日本の軸にあるもの

前鬼裏行場 こりとりば、への先達・同行(どうぎょう)をさせて頂きました。
清らかなエメラルドグリーンの聖水での、古神道の禊の荘厳さと神聖さ

自然への感謝や敬意…神仏への祈り…
形や呼び方は違えど、根本の想いは同じ。

その想いの多様性と柔軟性こそ、日本の精神性の素晴らしさではないでしょうか

*主催の法人様、ならびに写真撮影者様の許可を得て掲載しております

大峯山の魅力12

大峯山シリーズ
「平常心是道」

人前だけ、見えるところだけ、特別な時だけ…その時だけキチンとするのではなく、普段の心がけが全てものを言う。

どのような小さな日常の言動(発信 行い)も、疎かにしない。

それが出来てこそ、背中は初めて説得力を持ち、道はできる。「無心帰大道」

誠意と真心と思いやりの気持ちを忘れず、清らかにいようと努力を怠らなければ…道は自ずから開いていく。

根本の道…を耕し続けることのシンプルさ。
そのシンプルさを維持し続けることの、大変さ―

平常心の、尊さ。
「大自在」

自分のための行と、人のための行がある。

「人のため世のために修行してるんだ」「したってるんだ」というおごりではなく、心から思いのまま自然体で「修行をさせてもらっている」「させて頂いている」…でももっと言うと…それさえも越えて、日頃の立ち振る舞い・言葉・想いが、自然と周りの人のためを思える姿勢であれたら、どんなにいいだろう。

修行に対する「執着」や「こだわり」から離れなければ意味がない

あるがまま、の姿が、なにも「特別なこと」ではないことに気づく

人間として当たり前のことを、当たり前にする努力さえ怠らなければ、私たちはどこまでも自他に優しくあれるはず。

(山上参籠所 坊守撮影)