GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

平和のために出来ること

新年明けましておめでとうございます

日本と世界の平和のために出来ること
自分を幸せに。家族を幸せに。友人を幸せに。恋人を幸せに。他者を幸せに。地域を幸せに。社会を幸せに。
月の写真を携帯で撮る時、色んなモードやフィルターを選択し、撮影することができます。
同じものでも、色んな表情がある。

月は如何なる時も、等しく円を保ち光っていますでも、場所によって、人によって、その日の感情や経験によって、月の形も色も願いも、想い人も様々…

全てには、円のように様々な見方 観点 捉え方 陰陽がある
その多様性を尊重しあい、「自分を含む」社会全体が幸せになるために、選択できることを…

幸多き一年となりますよう、とこしなへに絶えることなき祈りを、櫻本坊から皆さんへ

Anju

「今」できることを

今年も、参拝の方から嬉しいご報告を沢山頂き、また多くの方にお支え頂き、感謝の気持ちでいっぱいです
ありがとうございます

心温まる素敵なご縁に沢山恵まれ、10年後 100年後…1000年後の未来へ向けて「今」できることを「信じて」懸命にしよう。
その意志と士気を保ち続ける「想い」が、何よりの力の源となりました

明日からの日々も、櫻本坊らしく、1300年の歴史と祈りの重みを、不易流行の精神で継承し、想いを力にしていきます

Anju
*境内の椿が一輪 美しく開花致しました
厳しい寒さを味方にし、美しく花を咲かせるその高貴さとエネルギー
私たち人間もこうありたいです

<新年護摩法要>
1月1日 13:00〜 修正会
1月2日 11:00〜 14:00〜 修正会

まことの心から生じる言動

新年を明るく清らかに迎えるに際し、全てのお堂とお社の大掃除 大祓が続く年末
仁王門の注連縄も新しくなり、爽やかな風が気持ち良いです
国内国外問わず「修行がしたい」「修験道の心を学びたい」と、当山の門を叩かれる方は年々増えています。
今年も、海外から何組か修行者/研究者の受け入れがありました。皆さん既に数年 櫻本坊で、様々な形で学ばれている方々です。
彼ら 彼女たちが、吉野山に到着し、当山の門に足を踏み入れ、こちらが言わずして真っ先にされることは「無言の行」として、お堂や境内 トイレの掃除です。

「作務」の大切さ、修行の中で最も尊い行は「清め」「掃除」ということを、当山で過ごす中で心から感じ取り、実践される姿を見て、当山が信じ発信し続けてきたことは無駄ではなかった、と胸が熱くなった瞬間でした。

シェフになりたい人が、いきなり厨房に立ち料理を提供することはできません。
キッチンの掃除をせずして、食材や器具の洗い方や取り扱い方を知らずして、シェフにはなれません。

櫻本坊が大切にしている軸は、とにかく「基本の“き”」を繰り返しすり込んでいくこと。

私たちは、肩書き 性別 国籍を取り払えば、結局は「人間」であるということ。その「人間力」、自分と他者を想いやる心の在り方を、共に高めていくこと。

自然の中での行、人目に触れる場での作法も大切です。同時に、日常の生活を「どう」生きるか、表にでない地味な根っこの部分にこそ心を修める。

「まことの心から生じる言動」「後ろ姿」「言霊」の神髄を体験して頂けるこの場を、磨き続けることの決意が更に深まった1年でした
Anju

Christmas Wishes

“You are not a drop in the ocean.
You are the entire ocean, in a drop.” -Rumi

-あなたの存在は、決して「些細な」ものではない。
あなた自身がすでに大海であるように、全ての生命は海のように美しい
余裕がない 生きにくい…と感じることが増える近年。
生命の倫理観や死生観すらも、人間の都合で操作されつつある現代社会。

権力者 弱者、健常者 病人 障がい者、勝者に敗者…
本来の「いのち」の在り方に、勝ち負けはないはずなのに、悲しいことに「いのち」の価値が、条件によって振り分けられる現実。

生命の誕生、そして「生きる」ために想い 動かされる動力は、恐ろしいほどのエネルギーに満ちています。
当たり前は存在しません。全部の瞬間が奇跡。

誰もが、自分と同じ「いのち」を生きている。
YOU ARE は私でもあって、 I AM はあなたでもある。

その原点を 皆が想うことができれば、この星はもっと 「いい想い」が力になっていくはず。

世界が平和の祈りに包まれる聖なる日に、全ての生命の幸せと平安を願って…🕊

メリークリスマス

Anju

*キリスト生誕の場面を表した 伊万里焼の置物を頂きました
シスター達が祈りながら作られたものです

未来は誰のためにあるのか 〜中部さい帯血バンク 講演〜

未来は誰のためにあるのか〜中部さい帯血バンク 講演〜

12月12日 石川県小松市 恵愛みらいクリニック
にて、さい帯血採取施設 教育訓練内の講演を担当させて頂きました。
北陸初の、さい帯血採取病院

どの国を見ても、古来より お寺や教会という場所は、教育や医療の最先端でもありました。

祈りとともに存在していた医療-
祈りが治療と治癒であった医療-

櫻本坊が大切にする想いの一つに「祈りと医学 -CAREとCURE-」の繋がりの重要性があります。

医学で身体は治せても、医学だけでは治しきれない「心」

心のケア、人の心に寄り添い続ける使命の宿る祈りの現場で、日々想うこと。

お寺として、何を大切にしていきたいか-

お寺という場所だから可能な、「想いを力に」していける「真心」の在り方を、体験してもらえる場づくり-

こういった講演を通して、医療従事者の方々とのご縁も広がりました。
その輪の中で、あらためて気づかせて頂く、生命と祈りの「繋がり」「結び」

櫻本坊という場を活かしながら、参拝者 祈願者 皆さんの笑顔で、毎日を満たしていきたいです

Anju


日本赤十字社 近畿さい帯血バンク様とのご縁から始まり、各病院(産科 婦人科 小児科)で、医療従事者の皆様(と妊婦さんを含む場合有)に向けて行われる教育訓練 講演担当は、今年で7年目です。

*中部さい帯血バンク <さい帯血ってなに?>↓
https://www.chubu-cbb.org/entry1.html

近年、血液の病気の新薬・治療の著しい発展が話題になっています。

さい帯血は、赤ちゃんとお母さんを結ぶ「臍の緒」から、出産時に採取される血液で、さい帯血移植は、重篤な血液疾患の治療に役立っています。

出産を控えていらっしゃる方、身近に妊婦さんがいらっしゃる方、出産時の臍帯血 提供協力によって、救われる命があります。患者の家族にとっても、繋がる夢と未来があります。

深いご理解と温かいご支援をお願い申し上げます。

*臍帯血採取のさい、母体と赤ちゃんには負担 痛みはありません。厳格な基準を満たし認可された、公式な臍帯血採取産科施設にて、事前に同意書にサインして頂く必要があります。