金毘羅大権現 祭礼
毎年10月10日、当山境内 天武天皇 夢見の桜の側に御坐す、金毘羅大権現の祭礼が地域の皆さまと共に
今年は、役員代表者のみで斎行させて頂きました。
吉野山の氏神様である金峯神社の神様を守る、「運行/運航」の神
秋は日本中で、自然の恵みに感謝し、自然との共存を祝福する祭礼
本年は多くが縮小という形になっておりますが、最も大切な「神事 祭礼 法要 護摩」、神仏へ捧げられる祈りは、厳粛に粛々と行われています。
人の目に触れる触れない関係なく、極端に言えば、参拝者が零であ
心があるところに、祈りがある。
その神髄の原点と、しかと向き合う2020年-
Anju
後悔はのこるもの
私たちが生きているのは常に「今」ですが、私たち人間は「考える」生き物であり、「感じる」ことの偉大さを忘れがちです。
目の前の当たり前があるのは、「いま」という瞬間の積み重ね。「いま」という瞬間「感じる」ことが、心と人生をつくっています。
後悔がないようにどれだけ生きていても、どこかで何かしらの後悔はのこる。
後悔も、生きること…「死生観」の一部ではないでしょうか。
過去と未来について考えることも大切ですが、今、できることがあり、今、共にあるものがある。
いずれ後悔がのこってしまうとしても、今、感じて 観て 生きて 選択することに、後悔がないようにする。
「後悔がないように生きる」よりも「後悔があるのが人生だから。じゃあ今どうベストを尽くしていけるかな」と想う方が、生き苦しさ(息苦しさ)は減ります。
今、今日、皆様は何を感じ、決断して、生きますか？
Anju
唯一心に届けられるもの
“Three things cannot be long hidden: the sun, the moon and the truth.“ -Buddha
「生きる行いを修める」ことを「修行」と、櫻本坊では常にお伝え
つまり儀式中の作法や技術、山の中、もしくは社寺 聖地の中だけが行場ではなく、日常・社会・職場・家庭・人生全て
その「生きる行いを修める」なかで、毎日、私たち人間は知らず知
小さな嘘、小さな誤魔化し、小さな陰口、小さな批判・小さな殺傷
日常で、どれだけその小さな罪に気付き、反省し、努力し、感謝し
常に私たちは選択しながら、生きています。
そしてその選択は、やがて人柄・人相・習慣・言葉・雰囲気・生き
ごまかしが効かない「心」「言霊」の時代に、今生きている私たち
「生きる行いを修める」には、心を投入することが同時に伴ってい
神仏にも人にも、その「御心」に確実に伝わっていくのは…ごまか
Anju
10月の行事予定ご案内
夏〜秋冬にかけて、
同じサイクルを毎年繰り返しているようで、常に変化&
皆様の人生において、今年、変化&進化していることは、
Anju
→10月『お寺で癒(い)よう 〜五感を澄ます体験〜』プログラム実施日: 10日(土) 11日(日) 23日(金) 28日(水) 31日(土)
いちごいちえ
10月1日、吉野聖天大祭を滞りなく斎行せて頂きました。
ご参拝下さった皆様・出仕して下さった行者の皆様・心を向けて下
1日零時、曇り夜空の中始まった聖天尊浴油秘法供。
法要が始まる
また、山の水が豊富な時にしか出ない境内安寿瀧の水が、示し合わせたかのように流れ、清らかな音霊がひとつ、法要に加わりました。
月・星・水…
夜空・天空・自然の計らいを見させて頂くことが、この大祭の、1年ごと
そして、午後1時からの、ご本地仏 十一面観世音菩薩さまの祭礼。
祭礼が始まる直前に、合図のように
櫻本坊に毎日来てくれる青い鳥たちも、祈りと共にいてくれています。
大護摩の炎は天までのぼり、香煙に射し込む太陽の光の筋が、なんとも言えない有り難い時空間でした。
…
どのような情勢の真っ只中であっても、1000年絶えることなく
神仏の御前に奉られているご神饌ですが、神仏へ献上し奉るお供物
山のもの…海のもの…御食御酒…自然の恵みが今年もあり、多くの
「一期一会」
こうやって、祭礼の日を目的に、共に心の準備をすすめ、各地から
「調和」「ご縁」「むすび」…どの時代においても、原点にある人
今 ここにある「当たり前」の始まりと奇跡を忘れず、今日という1日
Anju