GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

モグラのおはなし

モグラのおはなし

“Never lose your own sunshine in your heart. Hope, positive thinking and smile!”
ステイホームの時間が増え、私たちは今まで以上に「考える」時間も増えました。
そこでふと気づかされたのは、内にこもりがちになると、どうしても下へ下へ「深掘り」してしまう事も増えたこと。

まるでモグラのように、考えれば考えるほど、自分で自分の掘る穴が深くなっていく。

そこでどういった現象が起こるか。

モグラは地中を掘り進める中で、目が退化しました。つまり、見える世界は、闇。

良い考えや対策案・アイディアは、下ではなく、上にあるはず。暗闇ではなく、ぱっと閃く「光」にあるはず。

ふと気づいたら、自身を包む世界が地中の闇になっていた…!なんてことがないように、見る世界は、光っていた方が楽しい

古来より、世界中で宗派関係なく「太陽」は神聖な対象です。日本を象徴する尊い女神も、太陽神。

上を見上げれば必ず在る太陽は、私たちの心の中にもあります。鏡が祀られているのも、自らの心を映し、また光を反射させ周りをも輝かせるため

心の中に在る、尊い太陽を失わないために
自分を輝かせ、周りを照らす存在に1人1人がなり、希望と前向きさと、笑顔が…伝染していきますように

Anju

すべては取り方・見方

同じように繰り返される日常。
一瞬たりとも、同じ風景はなく、毎日が特別な日です。

今日という日は、2度と戻って来ません。

明日があるから大丈夫−
私は大丈夫。私の家族にかぎって、ないない-

その自信はどこから来ますか?

「今を生きる」は、あまりにも綺麗な言葉に聞こえます。実際、どう生きることが、今を生きることなのか。

朝の「おはよう」
夜の「おやすみ」

「ありがとう」「ごめんね」「大好きだよ」
そして時には、相手を想うがゆえの、叱りや厳しい言葉。

その一言一言に込められる、お互いの想いを知ること。言い合える相手が居ることが、当たり前でないことを、知ること。

お互いの顔を見て、語らい合う機会が減ってしまっている現状だからこそ、大切にしたい「言葉」「挨拶」の温かさと重み。

その有り難さに自らで気づき知った時、今日という日がどんな日であれ…「生きているからこそ」と、目の前の現状に焦点がいきます

未来は、明日ではなく、今日、今…です
Anju

自身で気づけることが幸せ

『初心』は、努力しなければ、忘れてしまう。

1から10、10から1…必ず基礎に戻ることを繰り返すことの意味の重さ。
〜今月の床の間からの便り

Anju

常に次の目標へ向かうスタート地点

花は、咲いて散ったら終わり…?

花の生命は、散った後も続いています。
実をつけ、鳥や虫 風によって種が運ばれ、また土で芽生える子孫たちがいる-

夢見の桜のように、1年でこの時期しか見られない新緑の姿と、実をつけ鳥たちが賑わう様子
華やかな場面ばかりが「生」とは限りません。
静かに息を潜め時季を待つ場面も、「生」-
実を稔らせ、次世代を育て準備する場面も、「生」-

全てのプロセスが、「スタート地点」であり「ゴール」であり…常に次の目標へ向かう「始まり」の連続です

Anju

絶対に諦めない心

大和橘(やまとたちばな)が初開花
10年ほど前に櫻本坊境内に植樹した、日本固有の原種である最古の柑橘、大和橘が初めて開花いたしました。

雛飾りにも用いられる「橘」-
浄化の力が強く、魔除け・神仏の依り代として、また榊(さかき)と同様、神事のお祓いの折に使用されてきました。

境内には、季節ごとに多種多様な植物・薬草が生い茂りますが、中には大和橘のように、10年経ってようやく花を咲かす花樹も珍しくありません。
なかなか花が咲かないので、もう諦めようか…と毎年ふと思っては、気長に待とう!と大切に大切に想いを向け続けた日々

向上心や士気を保つのが困難に感じる社会情勢のなか…自然界では、何があろうと、咲くものは時期が来れば必ず咲く-

その宇宙の真理と希望、何があっても絶対諦めない気持ちを、小さな小さな可憐な花は、見せてくれているように思います。

Anju
永遠に香る、とも呼ばれる大和橘
ジャスミンやネロリのような高貴で幸せな気持ちになる香りがしま