GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

吉野山 鬼フェス期間限定朱印巡礼 ご案内

<吉野山 鬼フェス期間限定朱印巡礼 ご案内>

1月18日〜2月9日まで、吉野山では「鬼フェス」が開催されます。
この期間中、吉野山の各社寺では、節分祭に合わせ「鬼」にご縁のある朱印をご用意させて頂いております。
櫻本坊では、役行者のお側でお仕えした鬼の夫婦「前鬼・後鬼」の朱印を受けて頂けます

役行者の前を歩き、進む道を 力強く斧で切り開いた前鬼(ぜんき・夫)、理水(治癒水)が入った水瓶を手に、2人の後に続き支えた後鬼(ごき・妻)。

この2人が表すものもまた、陰陽そのもの。
そして、役行者にとって「家族」のような、温かい絆そのものであったのではないでしょうか

厄除け・災難除け・道開きの祈りと共に、皆様のご来山をお待ち申し上げます。

Anju

令和2年度: お護摩の日と書禅会 日程のご案内

<令和2年度: お護摩の日と書禅会 日程のご案内>
お護摩の日〜イヒカの火〜
櫻本坊は、万葉時代 大海人皇子を天武天皇即位(壬申の乱の勝利)へと導いた「吉兆の夢」のご縁で、天皇の勅命により建立されました。
以来1300年以上、絶えることなく続くご祈祷護摩を通して、世界の平和 祈願者の「道開き」を祈願しております。
お護摩に馴染みのない方でも、毎月、どなたでも参加して頂ける自己内外を見つめる「お護摩の日」を開放しております。皆様の想いや願いが成就できるよう、共に心の向け方を学んでいきます。
*個別に祈祷護摩をご希望の方は別途ご予約下さい(要日時相談・志納金額別)
書禅会(しょぜんえ)
写経写仏 禅語や格言 季節の言葉を筆で書き、やまとごころを引き出しましょう。
また心の指針として頂ける徳性の言霊を選び出し、書き楽しみます。

日程: 今月は25日(土) です
2月29日(土) 3月28日(土) 5月23日(土) 6月27日(土) 7月25日(土) 9月26日(土) 10月24日(土) 11月28日(土) 12月26日(土)
*4月 8月はお休み

場所: 井光山五臺寺 櫻本坊

時間:
10:00〜「お護摩の日」受付
11:00〜 祈祷護摩法要
*引き続き書禅会にご参加の方は、昼食はご自身でご準備下さい
13:00〜16:00 「書禅会」

その他詳細は当山HPをご覧下さい↓
お護摩の日:
https://sakuramotobou.or.jp/event/2020/2020ogomanohi.html
書禅会:
https://sakuramotobou.or.jp/event/2020/2020shozene.html

平和のために出来ること

新年明けましておめでとうございます

日本と世界の平和のために出来ること
自分を幸せに。家族を幸せに。友人を幸せに。恋人を幸せに。他者を幸せに。地域を幸せに。社会を幸せに。
月の写真を携帯で撮る時、色んなモードやフィルターを選択し、撮影することができます。
同じものでも、色んな表情がある。

月は如何なる時も、等しく円を保ち光っていますでも、場所によって、人によって、その日の感情や経験によって、月の形も色も願いも、想い人も様々…

全てには、円のように様々な見方 観点 捉え方 陰陽がある
その多様性を尊重しあい、「自分を含む」社会全体が幸せになるために、選択できることを…

幸多き一年となりますよう、とこしなへに絶えることなき祈りを、櫻本坊から皆さんへ

Anju

「今」できることを

今年も、参拝の方から嬉しいご報告を沢山頂き、また多くの方にお支え頂き、感謝の気持ちでいっぱいです
ありがとうございます

心温まる素敵なご縁に沢山恵まれ、10年後 100年後…1000年後の未来へ向けて「今」できることを「信じて」懸命にしよう。
その意志と士気を保ち続ける「想い」が、何よりの力の源となりました

明日からの日々も、櫻本坊らしく、1300年の歴史と祈りの重みを、不易流行の精神で継承し、想いを力にしていきます

Anju
*境内の椿が一輪 美しく開花致しました
厳しい寒さを味方にし、美しく花を咲かせるその高貴さとエネルギー
私たち人間もこうありたいです

<新年護摩法要>
1月1日 13:00〜 修正会
1月2日 11:00〜 14:00〜 修正会

まことの心から生じる言動

新年を明るく清らかに迎えるに際し、全てのお堂とお社の大掃除 大祓が続く年末
仁王門の注連縄も新しくなり、爽やかな風が気持ち良いです
国内国外問わず「修行がしたい」「修験道の心を学びたい」と、当山の門を叩かれる方は年々増えています。
今年も、海外から何組か修行者/研究者の受け入れがありました。皆さん既に数年 櫻本坊で、様々な形で学ばれている方々です。
彼ら 彼女たちが、吉野山に到着し、当山の門に足を踏み入れ、こちらが言わずして真っ先にされることは「無言の行」として、お堂や境内 トイレの掃除です。

「作務」の大切さ、修行の中で最も尊い行は「清め」「掃除」ということを、当山で過ごす中で心から感じ取り、実践される姿を見て、当山が信じ発信し続けてきたことは無駄ではなかった、と胸が熱くなった瞬間でした。

シェフになりたい人が、いきなり厨房に立ち料理を提供することはできません。
キッチンの掃除をせずして、食材や器具の洗い方や取り扱い方を知らずして、シェフにはなれません。

櫻本坊が大切にしている軸は、とにかく「基本の“き”」を繰り返しすり込んでいくこと。

私たちは、肩書き 性別 国籍を取り払えば、結局は「人間」であるということ。その「人間力」、自分と他者を想いやる心の在り方を、共に高めていくこと。

自然の中での行、人目に触れる場での作法も大切です。同時に、日常の生活を「どう」生きるか、表にでない地味な根っこの部分にこそ心を修める。

「まことの心から生じる言動」「後ろ姿」「言霊」の神髄を体験して頂けるこの場を、磨き続けることの決意が更に深まった1年でした
Anju