GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

役行者の根っこにある信念

役行者の根っこにある信念

海外の方で、役行者を研究する方との繋がりも多く持つ当山ですが、その中でも「薬草」「植物療法」との関わりが話題にでることが多いです。
<清めの儀式で使用される植物…と役行者>

自然の中で行をする役行者にとって、自然・植物が提供してくれる治癒力は欠かせないものでした。

まさに山中の薬剤師でもあった役行者。
役行者に仕え同行していた前鬼・後鬼も、同じく薬草のエクスパートでした。

その共存する感謝を常に忘れず、どんな小さな植物にも虫たちにも、生命を重んじる姿勢を忘れなかった役行者。
当山の境内には、浄化のための薬草がたくさん茂っています。
<境内を常に「浄化」してくれている薬草たち>

西洋の教会で栽培されているハーブも多いですが、古来からある奈良大和・万葉の薬草も大切にしています。
<大和当帰や大和橘は奈良の宝>

これらは、神仏へのお供えとして必ず献上し、清めの儀式でも使用されています。
また、普段から薬草茶・薬湯・奥駈修行や得度式での修行食や食事作法のさいに、心身を清め、修行に向けて心身を整えるために使用しています。
<ラベンダーはオイルに漬け、肌や筋肉の沈静にもグッド>

それが一杯の何気ないお茶であっても、込められている自然の治癒力は計り知れません。
夏にオススメのハーバルウォーター、ナスタチウムの葉をコースターとして

たかが植物、されど植物-

櫻本坊では、役行者が大切にしていた想い・信念、つまり原点にある根っこの部分を、何よりも大切にしています

Anju

心構えはごまかせない 

心構えはごまかせない

法螺貝、と書き「ほらがい」-
最初の漢字には「法(ほう)」がつきます。

音霊よる説法の「法」、そして儀式作法の「法」、つまりそこにも「道」があります。

法螺貝だけでなく、祈りの儀式で使用される法具、全てには尊い意味があり「重み」があります。

法螺貝の音・法具の持ち方 取り扱い方は、その人の心構え・意識・人柄・考えを全て反映しています。

一切ごまかせない、その人の心の中の世界。

何もかも、私たちは神仏のために「させて頂く」立場であることの謙虚さを、忘れない。

神仏の御心を「のせる」、祈りが「やどる」法具を持つ「重み」、一つ一つの 神事法要護摩の「重み」を、今一度ズシリと観じる日々です。

Anju
*写真は月例法螺貝勉強会のワンシーンです

『お寺で癒(い)よう 〜五感を澄ます体験〜』7月実施日ご案内

『お寺で癒(い)よう 〜五感を澄ます体験〜』
今夏6月〜9月、「お寺で癒(い)よう〜五感を澄ます体験〜」と称しまして、心の浄化を促し、心の免疫力を上げるための体感の取り組みと、空間を開放しています。

7月実施日:
1日(水) 5日(日) 9日(木) 17日(金) 18日(土) 19日(日) 23日(木) 24日(金) 27日(月) 28日(火)

午前11:00〜 止観瞑想
午後13:30〜 滝行
*止観瞑想と滝行は完全予約制
写経写仏は、上記指定日に関係なく随時受付しております。
*少人数制で実施
*1名様より受付可能

『お寺で癒(い)よう〜五感を澄ます体験〜』詳細はHPにてご案内中です
https://sakuramotobou.or.jp/discipli…/healing-in-temple.html

Anju

Youtube出演 -「心の距離で来て欲しい」吉野山-

「心の距離で来て欲しい」吉野山

人が何かを求める時、あそこに行きたい、そこで学びたい、あの人に会いたい、これが欲しいこれを食べたい…
人が行動に移す時、そこには必ず想いがあります。

心が動くからこそ、人は行動として想いを形にします。

そうだ吉野へ行こう!
そうだお寺 神社に癒(い)こう!

そんなふうに、物質的な距離を言い訳にせず、心の距離で来て欲しい。
そんな願いをこめて…

ゆるやかに、難しいことなしで、楽しみながら見ていただけると嬉しいです
「盆地ベンチ」後編
https://m.youtube.com/watch?v=YNDO7D8XBl8

「盆地ベンチ」前編はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=htDUDdp5D-g

「奈良えーのん博」サイトはこちら↓
動画内容・コメント等を文章でご覧頂けます
https://www.narae-non.com/sakuramotobou02

Anju

観光: 光を観(み)る…その土地に息づく光と出会い、自分の中にある光(自燈明)を再発見する体験

Youtube出演 -「顔が見える」神社仏閣-

「顔が見える」神社仏閣

神仏への参拝の際、皆さんは何をまっ先に感(観)じますか?
まずは、神仏とのご縁、お堂やお社・境内の空気感…人が本来持っている「感じる」「体感・体験する」本能と能力は、とっても正直なものです。

そこに「+@」で、その現場にいる奉職者(中取持)の顔が見えて、何気ない会話や笑顔の伝染で、お互いの日常が、少しでも豊かで穏やかなものとなれば…神社仏閣と人は、もっとグッと近くなれる。

その「+@」となる発信が目的の、クスッと笑える!奈良の気取らず飾らずのそのまんまを紹介するYouTube番組に参加させて頂きました。
ゆるやかに、難しいことなしで、楽しみながら見ていただけると嬉しいです

「盆地ベンチ」前編
https://m.youtube.com/watch?v=htDUDdp5D-g

「盆地ベンチ」後編
…Coming soon

Anju