GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

本当に人が変わるトキ

昨日は夏至 新月 日食が重なったキーディでしたね
皆様はどのような祈りを、宙に願われましたか?


「以前と全く同じ日常に戻りたいですか?」

この質問に対して「戻りたい」と答えた人は、全体のわずか9%-

これはロックダウン解除後のイギリスで行われた、アンケート調査の結果です。

学んだ多くの「手放すべき」こと。
そして、決して「手放してはいけない」と、学びから得た「忘れてはいけない」こと。

人間は、痛みを「忘れる」生き物です。
「慣れる」生き物です。
人間に備えられた本能の1つです。

何事においても、現状をゴールとせず、本質を忠実に継承しながら、常に進化し続ける士気と努力を維持したい、当山の決意が更に深まった新月の日-

そして進化には変化がつきものです。

私たち人間は、相手・他者を変えることは出来ません。
言い負かせることや、強制させること、伝えることはできたとしても、一時凌ぎにすぎません。

本当に人が変わるトキ-
「変わらなければ」「変わりたい」と、自身で決意するトキ。
自身で気付き、自分の力で考えるトキ。

誰の目にも明らかな形で、促される「根本的な部分からの改革」「原点回帰」「変化・再生」への道。

自身が「変化」になったトキに起こる「進化」は、今まさに求められているウズメのエネルギーだと感じて止みません

Anju

*ウズメ: アメノウズメ。天の岩戸開きに最も尽力を尽くした、日本最古の踊り子の女神。

大峯山に関する重要なお知らせ〜登拝自粛解除〜

大峯山登拝自粛解除のお知らせ
*6月18日午前9時 現在
新型コロナウィルス感染拡大予防を目的に、大峯山への登拝自粛をお願いしておりましたが、全国の緊急事態宣言全面解除に伴い、6月20日から登頂参拝のみ自粛解除することとなりました。

登拝される皆様にあたりましては、体調管理を心掛けご参拝ください。

・大峯山寺 本堂開扉

・行場(表裏共)は閉鎖

・櫻本坊 山上参籠所は、本年は5月3日〜9月23日まで休業しております。
授与品の頒布 宿泊 飲食の提供は引き続きおこないません。

但し、各護持院参籠所と連携し、山中の万が一の緊急事態に対応する目的で、それぞれの指定日に交代制で、休憩所としてのみご利用いただけます。

櫻本坊 山上参籠所 利用可能日↓
6月27日(土)~28日(日)
7月23日(祝)〜26日(日)
8月22日(土)〜23日(日)
9月19日(土)〜23日(水)

*各護持院参籠所の利用可能指定日は、直接各護持院にお問い合わせ下さい。

*その他、吉野町と天川村の公式ホームページ内、大峯山に関する情報を随時ご確認下さい。

1300年以上の間、様々な時代背景に翻弄されながらも祈りの道を護り維持し続けることは、決して容易いことではありませんでした。

そして現代においても、法灯を護持する中で迎える試練の多さと厳しさを、年々目の当たりにしています。

しかし、今日に至ることができているのは、神仏の真心と先徳のご尽力、ご信徒皆さまのご芳援により、共に乗り越えてきたからです。

次の1000年先の未来へ、この尊い法灯を絶やすことなく継承していくために、皆様のご理解 ご協力 ご支援を、心よりお願い申し上げます。

大峯山護持院 井光山五臺寺 櫻本坊

自分だけの「ひみつ」基地 〜神仏と蜜になれる時間〜

自分だけの「ひみつ」基地〜神仏と蜜になれる時間〜

心が落ち着くこと-
その静寂感や安心感に含まれるのも、また祈り。
「鎮魂(ちんこん)」と聞くと、亡くなった方達の魂を鎮めるための供養の言葉・行法…を真っ先に連想する方が多いと思われます。

実際は、いま ここに在る自分の魂 生命を振るい起こし、神仏の氣を招き鎮め、自らの魂 心 生命を充実させることでもあります。

大切なことは、いつも「いま、ここ」という現在にあるから
修験道の祈りと行の根本は、極めて現実的で実践的で、向き合うのは「いま、ここ」にある生命の、生きる行いを修めることに全て繋がります。

女性も男性も、もっというと性別という概念すらも解き放ち、「自分らしく」生きるために、陰と陽のバランスの舵調整をする。
ホッと安心感を得て日常に戻って頂く。
そんな、1人1人の「ひみつ」基地:
非蜜 (蜜を回避しながら居れる)
灯光 (心に灯されている光を明るくする)

何よりも「神仏と蜜になれる」環境と時間を、櫻本坊は開放し続けたいと願います。

Anju

「お寺で癒(い)よう〜五感を澄ます体験〜」詳細はこちら↓
https://sakuramotobou.or.jp/discipline/healing-in-temple.html

 

心の中の風景

境内でふと宙を見上げたら…太陽の周りに虹色の光の輪が
なんとも尊くラッキーなハロ現象に立ち会えたことに感謝

燕は楽しそうに寺内に入ってきては、可愛らしい鳴き声で歌ってくれています。
瑠璃色の鳥は、今日は水浴びに境内まで降りてきてくれています。

このような…自然が見せてくれる情景を鏡とし、心の中の風景を清め続ける生き方でありたいです
Anju