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やまと ことのは つづり

令和2年度: お護摩の日と書禅会 日程のご案内

<令和2年度: お護摩の日と書禅会 日程のご案内>
お護摩の日〜イヒカの火〜
櫻本坊は、万葉時代 大海人皇子を天武天皇即位(壬申の乱の勝利)へと導いた「吉兆の夢」のご縁で、天皇の勅命により建立されました。
以来1300年以上、絶えることなく続くご祈祷護摩を通して、世界の平和 祈願者の「道開き」を祈願しております。
お護摩に馴染みのない方でも、毎月、どなたでも参加して頂ける自己内外を見つめる「お護摩の日」を開放しております。
皆様の想いや願いが成就できるよう、共に心の向け方を学んでいきます。

*個別に祈祷護摩をご希望の方は別途ご予約下さい(要日時相談・志納金額別)
書禅会(しょぜんえ)
写経写仏 禅語や格言 季節の言葉を筆で書き、やまとごころを引き出しましょう。
また心の指針として頂ける徳性の言霊を選び出し、書き楽しみます。

日程: 今月は29日(土) です
3月28日(土) 5月23日(土) 6月27日(土) 7月25日(土) 9月26日(土) 10月24日(土) 11月28日(土) 12月26日(土)
*4月 8月はお休み

場所: 井光山五臺寺 櫻本坊

時間:
10:00〜「お護摩の日」受付
11:00〜 祈祷護摩法要
*引き続き書禅会にご参加の方は、昼食はご自身でご準備下さい
13:00〜16:00 「書禅会」

その他詳細は当山HPをご覧下さい↓
お護摩の日:
https://sakuramotobou.or.jp/event/2020/2020ogomanohi.html

書禅会:
https://sakuramotobou.or.jp/event/2020/2020shozene.html

「創造・維持・破壊」の循環 〜再生への道〜

「創造・維持・破壊」の循環 〜再生への道〜

本年は、日本書紀が編纂されてより1300年を迎えます。

国史である古事記・日本書紀の編纂を命じられた天武天皇。
また、万葉集編纂を発意された、后の持統天皇。

それは、日本という国の神々しい伝統を正しく後世に伝え、「日本人」の本筋・「日本の本質」を未来栄光滅ばさせないためでした。

しかし、千年という時の中で、滅びゆくもの、新しく生まれるもの、更新されるもの、付け加えられていくもの、省かれるもの、人間の都合で操作されるもの…変化はつきものです。

その変化の中でも、本質的なところでは、決して変わることのない、想いや願いがある。

その原点を守り継承することの責任の重さと、現代という激動の時代を生き抜いていくために、志を高く持ち続ける心の在り方が、常に問われているようです。


“伝統を継承 存続させるためには、変えていかないと守れない”

時代はもう令和です。

「変わらないもの」と「変わっていくもの」…
「変えていかなければならないもの」と「変えてはいけないもの」のために、10年後 100年後 1000年後を見据えて、今、出来ることを…
今、与えられた使命で…

櫻本坊は進化し続けます。

Anju
写真は手水社の龍神から流れる水
水は氷へと変化し、いずれまた溶けていく。
性質成分を変えずに、形を変えながら…循環していく

櫻本坊 インスタグラム公式アカウントを始めました

櫻本坊 インスタグラム公式アカウントを始めました

幅広い世代の方々に、神の道 仏の教え 修験道の心…「日本の清めと祈り」の真髄を、爽やかにお伝えしていける場でありたいです

そして、祈りは聖域の中にのみ在るのではなく、私たちの日常の「当たり前」「何気ない」事の中に沢山満ち溢れていること。

日々の中の「祈り」と「想い」が、あなた自身と他の誰かを、想いやる力へと繋がっていきますように…
「想いは必ず力になる」
「念ずれば絶対花開く」
…そんな風に、皆様の背中を押していけるページを築いていきたいと思います

宜しくお願い致します

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何をもって導いていくか 〜怒りの根源にあるもの〜

何をもって導いていくか 〜怒りの根源にあるもの〜

当山 本堂右手に御坐します 頭上の蓮華と後炎の火の鳥が柱軸である: 蓮蔵院不動明王

明治以降 長年失われていた、右手に持たれる持仏 利剣、左手の羂索(けんさく)は、平成の御代に 復興させて頂きました。
羂索で魔悪災 煩悩を絡めとり、剣でそれらを断ち切る。そして火炎で内外の悪徳 罪 悩みを焼き祓い、全てを浄化し、祈りの成就に勤めて下さるのが、お不動様。
こちらのお不動様は、浄化祓いのお力が強く、我々のすぐ側に寄り添い、風の如く快活に疾く願いを聞き入れて下さると伝わります。

…さて「イノチあるもの全てのために 怒り守り導く」不動明王の、その「怒り」とは-

私たち人間にとって「怒り」は、苦しく 動揺するやっかいな感情です。
怒りは身体の細胞 栄養分、周りの環境を破壊するほどの威力があります。

醜く憎い怒りが真先に思い浮かびますが、時に、相手を想うがゆえの怒りもあります。

波風をたてず、変化を避け、色 個性 意見を出さず、出る杭にならなければ、穏便に全てが運ぶのかもしれない。

しかし、誰もが言える「言いやすい」「合わせやすい」ことよりも、言いづらい「言いにくい」ことにこそ、相手を想う強さと優しさが込められていることが多い。

そこに発生する「怒り」の言霊と心、その「怒り」は、お互いの魂と人間力を向上させる、尊い想いやりと祈り。

「頑なに動かない 何も感じない 動揺しないから不動である」というよりも、どんな環境や感情の変化に対しても、しなやかに変化し柔軟に「対応しよう」「対応できる」器の大きさと心構えが、不動心。

…自分のために、怒り叱ってくれる人がいることは、幸せです

Anju

自分に「還る」ということ

自分に「還る」ということ🌕
昨夜は、とっても明るく澄んだ満月でしたねこんなに遠くの地上にいる私たちの目にも、月の海の形が、はっきりと見て取れました

夜の月の清め・浄化・祓う力は、太陽の持つ力とはまた違う偉大さです。
同じ「光」であっても、その清め方は異なり、自然 植物 動物 そして人間への作用も異なります
生命の大半が眠りについている間、月は静寂さの中で全てを清めてくれている。誰も見ていない時に、偉大なお仕事をしてくれています。

私たちはソラ(空 宙 天)を見上げます。
そこに何か尊いもの”something great”が在って、ご先祖様や、大切に想う人たちがいることを、本能的に知っているからではないでしょうか。

いつか私たちも、今生で借りている肉体を離れ、ソラに還ることを想うと…「今」「ここ」でどう命を使う(使命)べきか、何を最も伝えたくて、誰を大切にしたいのか、自ずと見えてくる中今(なかいま)の精神があります。

・自分自身の後ろ姿を磨くこと
(他人は変えられない でも自分は変えれる 目の前の風景が変わる)
・すでにキレイなトコロを(も)清める心を忘れないこと
(怠慢にならない 他者を想いやる気持ちと物を丁寧に扱う心)
・結局全ては「感謝」の気持ちに凝縮されていること
(必ず周りへ連鎖していく平和と祈り)

…あらためて、生き方・心を向ける方向・言霊の選択を再確認させてくれた満月でした

Anju