リメンバー ミー -Remember Me-
本日は、千体地蔵尊大祭✨
いつものように、お祭り前には浄化・清めの雨、そしてお祭りが始まる時間帯には晴れ…太陽が!
毎回、天のおはからいに、感謝の気持ちでいっぱいになります。
ご奉仕 ご参列して頂いている 行者 ご信徒 参拝者 全国各地で想いを寄せて下さる皆様に深く感謝申し上げます。
地蔵盆法要では、お供養のお塔婆(とうば)を書かせて頂きます。
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お塔婆(故人のお名前 法名が書かれた木柱)の意味とは-
例えば、神仏が光の柱を通して、恐れ多くも 私たちの近くまで降りて来て下さり宿られるさい、「依り代(よりしろ)」が必要です。
仏さまであれば、自然はもちろんのこと、多くはお像 彫刻 画などの「ご仏像」、神さまであれば、自然そのもの(山 磐座 樹木 滝 川…)や鏡 剣 御幣などの「ご神体」と呼ばれるものになります。
私たち人は、それらを礼拝の対象として、目に観える形で、その対象に神仏の気配を感じ、手を合わせます。
それと同じで、お供養のお塔婆も、故人にとって「目印」となります。空の世界にいる故人が、私たちが生きている地上の世界の、どこに行けばいいのか教えてくれる道しるべ。
依り代を目印とし、故人は私たちの近くに来て下さり、私たちの祈りや想いを聞いて下さいます。
全ての作法や儀式には意味があります。
近年ディズニーアニメ映画で大ヒットした「Coco(原題)/ リメンバー・ミー」を見ていると、お盆(All Souls Day)にご先祖様を迎えるために、人々は目印となる写真を祀り、お供え物をする。自分が帰るべき依り代があり、自分が生きていたという事実を覚えてもらっている間は、死者の国でも”生きている“…国境を越えて通じるものがあるのだと感じました。
同時に「忘れられる」ことが、人間として最も悲しく孤独であるのだと思いました。
他者満足で生きる意味を想います。
寿命- 私たち1人1人の魂に与えられた役目を果たした時、寿命が訪れるのであれば…
「今」この奇跡そのものであるイノチを、どう全うするか。