GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

縁の下の力持ち

There are always somebody who never be shown on the table behind every single service.
But, here they are:D
We want to shed more light on them:)

*they are preparing for fire ritual for tomorrow as well as cleaning the precincts:)

大護摩の準備&境内整備が進行中の初夏の今日。

何にでも言えること。
何かが行われる前後には、表にはなかなか出ない人達の存在があります。




想った時、準備段階から、全ては既に始動しているということを忘れてはいけませんね。
尊い汗に感謝

Anju

アマテラス灯し火となる

We held SAKURAMOTOBOU healing camp collaborating with YAMATO medicinal camp, featuring Ms. Kyoko Ohnishi -medicinal expert-!!
We all could become “Sun” shining on people around..and also “Moon” prompting the ocean waves to create changes.
We all are lights, the hopes…the changes.


5月12日〜14日「やまと薬膳メディスナルステイ&桜本坊ヒーリングステイ」が開催されました。
奈良県 ヤマトは、多くの薬草の宝庫です。当山の境内にも、東西洋多くのハーブが繁り、ヤマト橘・大和当帰やフジバカマも仲間入りしました。
ヨーロッパで長年ご活躍されていた、オオニシ恭子先生とのご縁で、今回「体のケア&心身のお清め」を目的としたコラボ合宿が叶いました。

“食べ方は生き方”
60兆個の細胞が、日々、一瞬一瞬、人間の身体1人を生かすために、それぞれの役割を果たしてくれています。

食事は単なるお腹を満たすためのツールではなく、食べる物全てが、私達の心身を築いてくれている。
キッチンは、家族のための1番最初の薬局であり、人の喜ぶ顔を想像して…手間=真心が込められる祈りの現場でもあります。

キッチンから発信される愛と祈りが、当山の修行者の方の心身氣のエネルギーとなり、人の喜びを喜び、人の幸せを願う源となりますように。

Anju

写真は、夜のフルムーンキャンドル瞑想(自灯明への導き)、朝の滝行、精進料理の様子…

尚、こちらのコラボ合宿は9月にも開催予定です

*主催は『やまと薬膳』様です

当たり前を忘れない

We have primary school children every May for sharing prayers and learnings through homa service and silent walking.
It’s not us adults who teach children, it’s almost always kids who remind us uncountable learnings:D

毎年5月に、奈良学園小学2年生の生徒さん達の宿泊学習があり、今年で10年目を迎える事が出来ました。
護摩木にお願い事を書き、護摩に参加し、活発な質疑応答、そしてサイレントウォークを、僧侶や山伏の方達と体験します。

お慕いする先生とのご縁から始まったこちらの学習会、「お互いを敬う気持ち」「ありがとうの気持ち」「皆一緒に生きている」という事を子供達に伝えていきたい、という想いから始まりました。

実際は、子供達の純粋な眼差しと笑顔に、教えてもらうことの多さを実感し続けています。

Anju

六観音華絵巻 放映

昨夜放映されました「奈良フライデー9」にて、”なら六観音 華絵巻”が紹介されました。
時代に求められた、それぞれの観音様のお役目が、それぞれの社寺にあります。
神社・仏閣・宗派を越え、奈良の魅力を更に知って頂けるきっかけとなれば幸いです

Anju

アンチェーン

当山が目指す、本当の意味での”ボーダーレス”とは…

<アメリカチームと一緒に 笙の窟にて 20・04・17>
<滝行体験 21・04・17>

4月20日~21日にわたって、グローバルに修験道を若い世代に発信する目的で、アメリカチームによる撮影&取材がありました。

ただ滝行や登拝や勤行や瞑想をするのでなく、「する」という手段の目的は何で、「なぜする」のかを共に考え教えあい学びあい、想いと意見を引き出しあい、空間をシェアする機会に恵まれました。

派手な手段ばかりが目立って、パフォーマンスのように取り上げられることが圧倒的に多い中で、あらためて目的を再確認し、心の部分をしっかりと伝え繋げて行く必要性を感じています。

近年、海外からのお問い合わせ・ご参拝・修行や取材申し込みが増えています。しかし、私たちの中で、特に「外国人だから」という理由での、区別や特別扱いの概念は初めから一切ありません。
国籍や言葉が違うだけで、同じ生身の人間であることに変わりはなく、そこに心・想いがあるかどうかは、日本人も外国人も関係ないと思うからです。

「外国人に分かるはずない」
「外国人だったら誰でもいい」悲しかや、そんな風に考える人も中にはいるそうですが、そもそも相手も私たちと同じ、心を持つ人間です。

「そんな風に海外では伝わっていて、そんな風に捉えられているんだ!」
「え!そんなとんでもない訳され方されてるの?」

と、確かに時たまビックリする内容で、伝わっていたりするのも事実です。

でもそこで真っ向から否定し拒絶するのでなく、ではどうやって伝えることが出来るかな、どの言葉をチョイスしたら相応しいのかな、どうやってお互いの意見を引き出し合えるかな、決してどちらが正しくて間違っているかの決定戦ではありません。

視点や観点の違いはありますが、その視野を知れることは本当に貴重で、多くの学びがあり、同時にこれからの課題というのも多くでてきます。

分かり合うこと以上に、分かち合うことの大切さを感じます。

本当の意味でのボーダーレスとはどういった事をいうのでしょうか。

国籍や言葉だけでなく、性別・肩書き・出身地・宗派・ビジュアル・組織の大小・人数の多少・文化財の有無・・・一般的なインターナショナル化 グローバル化だけではなく、全ての人の心を解き放っていきたい様々なボーダー。

何より、心の向けどころが、もっとも重要なボーダーになっているように思います。

神仏へと繋がる光の柱は、我々の想いを結ぶ尊い柱です。向けるべき心の方向を誠にする、それが様々なボーダーを取り払える手段ではないでしょうか。

今こそ、心の向けどころを再確認する時だと思います。
1月に抱負としてあげた「unchain 解き放つ」が、まさに今起こっている真っ最中です。

Anju