心に描いていないものは、目の前の現実に存在しない。
すべては、心が作り上げる。
好きな人も苦手な人も、好物の食べ物も嫌いな食べ物も。
心に描き、想像する(思い出す)と、体が勝手に反応します。
目の前にある、同じ時間が、気持ちひとつで、全く別の世界になってしまう。
雲の形や動きを見ていても、何に見えるか、人によってそれぞれ違います。
企業様の社員研修として、大峯山登拝修行がありました。
「誰がいるから」や「何があるから」といった他律的ではなく、自発的に、自分自身で気づくことがあり、自分の視点や、周り・状況・世界を見る見方が変わる…そのようなプロセスの結果を実感する日がふと訪れます。
まさに、ひとつのループ・トンネルからポンッと出る瞬間✨
そのきっかけくれた、ご縁・経験は、それが誰であっても、何であっても、生涯忘れられない記憶となります。
目の前にたくさん提供されている気づきに、気づけるか、見過ごすか。
「気づくまで、待つ」「気づいてもらうまで、待とう」「いつか、気づくだろう」が、なかなか通用しなくなってきた、猛スピードで動く現代社会。
でも、お互いを想い合う気持ち、どのような形であっても諦めずに伝え合う、積み重ね続ける努力は、薄まらないように…毎日願うことです。
大事なのは、提供されていることにすら気付けなくなる日が、来ないように。
自然が教えてくれる教えは、無限です。
様々な形で繋がる、あたたかいご縁と信頼に感謝申し上げます✨
登拝修行へ向かう日の、本堂前✨⛰️
「修行がしたい。何ができますか?」
もちろん、時や場所、またその人にとって、「厳しさ」が必要な場合もあります。
しかし、多くの場合、忘れてはいけないのが、
既に、充分、社会で荒行をされているということ。
人間として生きることが、そもそもどれほど大変なことか、ということ。
何かしなければならない。
何歳までに、こうあらねばならない。
認められなければならない。
もっともっと求めなければならない。
毎日、充分、頑張っている。
頑張りすぎている、それが現代人かもしれません。
ですので、「優しさ」を求めてもいい。
スピードをそっと、緩めてみてもいい。
見過ごしそうになっていた大切なもの・気持ち・人の存在…本質を、取り戻せなくなる前に、気づけるように。
「修行(体験)で来たけど、なんか全身の力が抜けて、癒された。」
「初めは緊張していたけど、気持ちを整理できる時間となって、スッとした。」
優しさを求めても、いい。
深呼吸を促す自然の力に、心身を委ねられる時間の贅沢さを、特に感じる緑色の季節⛰️✨
金曜日早朝は、天川村洞川架線場から、大峰山上参籠所へ上げる荷物(食料や物資)を届ける日ー
風が涼しく、爽やかで気持ちの良い早朝の洞川⛰️
架線場から大峯山上の方向を見上げる度に、あんな山の上の大変な場所に、いくつも建物が建っているなんて…と今だに驚かされます。
週末に登拝修行を控えていらっしゃる皆さま、何卒お気をつけてご登拝ください🌞