GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

心に描いていないものは存在しない

心に描いていないものは、目の前の現実に存在しない。

すべては、心が作り上げる。

好きな人も苦手な人も、好物の食べ物も嫌いな食べ物も。
心に描き、想像する(思い出す)と、体が勝手に反応します。
目の前にある、同じ時間が、気持ちひとつで、全く別の世界になってしまう。

雲の形や動きを見ていても、何に見えるか、人によってそれぞれ違います。

今日も自然が教えてくれる、沢山の教えの数々。

一緒に、できることの奇跡

大峯山 入峰修行を満行し、里に帰山する講社で賑わう週末・祝日の様子ー

「毎年」「例年通り」、と言うのは簡単ですが、実際に実行・実践することと、その気持ちを維持し続けることは、容易ではありません。

また、大峰山〜天川村 洞川〜吉野山は、近いようで、やはり距離はあります⛰️
交通手段、時間、前後の行程…街中よりも何倍も考慮が必要ななかで、このようにご帰山下さること。

一緒に、声を合わせて、手を合わせて、様々な想いをご一緒できる時空間を持てることは、夏の毎週末の励みであり、楽しみであり、心強さであります✨

その「いつか」はいつ来るのか

企業様の社員研修として、大峯山登拝修行がありました。

「誰がいるから」や「何があるから」といった他律的ではなく、自発的に、自分自身で気づくことがあり、自分の視点や、周り・状況・世界を見る見方が変わる…そのようなプロセスの結果を実感する日がふと訪れます。

まさに、ひとつのループ・トンネルからポンッと出る瞬間✨

そのきっかけくれた、ご縁・経験は、それが誰であっても、何であっても、生涯忘れられない記憶となります。

目の前にたくさん提供されている気づきに、気づけるか、見過ごすか。

「気づくまで、待つ」「気づいてもらうまで、待とう」「いつか、気づくだろう」が、なかなか通用しなくなってきた、猛スピードで動く現代社会。

でも、お互いを想い合う気持ち、どのような形であっても諦めずに伝え合う、積み重ね続ける努力は、薄まらないように…毎日願うことです。

大事なのは、提供されていることにすら気付けなくなる日が、来ないように。

自然が教えてくれる教えは、無限です。

様々な形で繋がる、あたたかいご縁と信頼に感謝申し上げます✨

青空に染まる

大峯山 入峰修行を満行し、里に帰山する講社で賑わう日曜日の様子ー

特に7月は、猛暑の中での登拝☀️
皆さま本当にお疲れ様でした⛰️

優しさを求めてもいい

登拝修行へ向かう日の、本堂前✨⛰️

「修行がしたい。何ができますか?」

もちろん、時や場所、またその人にとって、「厳しさ」が必要な場合もあります。

しかし、多くの場合、忘れてはいけないのが、
既に、充分、社会で荒行をされているということ。
人間として生きることが、そもそもどれほど大変なことか、ということ。

何かしなければならない。
何歳までに、こうあらねばならない。
認められなければならない。
もっともっと求めなければならない。

毎日、充分、頑張っている。
頑張りすぎている、それが現代人かもしれません。

ですので、「優しさ」を求めてもいい。
スピードをそっと、緩めてみてもいい。

見過ごしそうになっていた大切なもの・気持ち・人の存在…本質を、取り戻せなくなる前に、気づけるように。

「修行(体験)で来たけど、なんか全身の力が抜けて、癒された。」
「初めは緊張していたけど、気持ちを整理できる時間となって、スッとした。」

優しさを求めても、いい。
深呼吸を促す自然の力に、心身を委ねられる時間の贅沢さを、特に感じる緑色の季節⛰️✨

金曜日早朝は、天川村洞川架線場から、大峰山上参籠所へ上げる荷物(食料や物資)を届ける日ー
風が涼しく、爽やかで気持ちの良い早朝の洞川⛰️

架線場から大峯山上の方向を見上げる度に、あんな山の上の大変な場所に、いくつも建物が建っているなんて…と今だに驚かされます。

週末に登拝修行を控えていらっしゃる皆さま、何卒お気をつけてご登拝ください🌞