霧雨と夕陽と虹ー
中に引きこもっていたら、下ばかり見ていたら、気づけない…自然から惜しみなく注がれる恵みー
皆さまにとって、今日一日が穏やかな時間となり、この1週間が、かけがえのない出会いと経験で満たされていきますように。
俯いてしまう日も、必ず見守ってくれている存在がある。
その自然の恩恵に、気づけるか、気づけないか。素直に受け取れるか、受け取れないか。
GAGA | ブログ@櫻本坊
やまと ことのは つづり
修行者のお顔を想いながら
「想いなさい」
「ありがとう」のたった一言で
本日、得度式を無事斎行させて頂き、7名が菩薩行へと入られました。
皆さまのあらたな誕生日を、共にお祝いできましたこと、幸せに思います。
自らで門を叩き(入門)、目の前に開かれた道を、神仏の教えを実践し歩んでいかれる皆さまへ。
法名という新たな名前に、自分らしく、魂を吹き込んでいかれますよう、自分らしく、生命を生きていかれますよう、心からお祈り申し上げます。
与えられた命を、与えられた所で、与えられた形で、自分らしく幸せに生きること。
それも、私たちにできる、最大の社会への貢献であり恩返しのひとつではないでしょうか。
自分のありのままを受け入れる勇気を持つこと。
目の前にいる家族を愛し、仲間や友人を尊重し、人それぞれの違いを認めること。
生きている間に、どれだけ自己認知を深めれ、人を理解し愛せるか。
見返りを求めない、社会・人への貢献ができるか。
人の幸せを素直に喜べ、それが自分の幸せとして感じれるか。
「ありがとう」のたった一言が、今日を心地よさで包むことができる。許すことができる。
その「ありがとう」を、自分に、人に、惜しみなく向けていくために、今日、できることを。
櫻本坊の祈りと共に、想いを力にしていく誓いを分かち合える温かいご縁に、心より御礼申し上げます。
守ることと、誓うこと
守ることと、誓うこと
今週末は、得度受戒会が執り行われています。
心新たに生まれ変わり、神仏へ、十の約束(十善戒)を守る誓いをたてる、大変重く荘厳な儀式です。
「十善戒」とは、シンプルな約束事ばかりです。
しかし、最も「容易く簡単」と思えるような誓いは、時に最も難しい試練となる。
初心や謙虚さは、努力しなければ怠けてしまう、そんな弱さを持つのが、私たち人間。
何をするかしないか、何を言うか言わないか、それが、「自分を含む」日常や社会が穏やかになる選択かどうか。
選ぶのは、いつも“私”の心-
人間である以上、選択を間違うこともあります。
「これをしたんだから、あれをもらって当然」「こんなけやってるから、自分は偉い」などという「菩薩行」から道をはずれてしまったり、全ての「十善戒(約束)」を守れない日もあるでしょう。
そこで自身で気づいて、道を修正して、次に活かすために努力する。
可能な限り約束を心得る努力を、誓うことはできる。
その努力を、保つか、否や。
この心構えと選択の積み重ねが、日常の尊い「祈り」であり、人への「思いやり」と結ばれていくと信じています。
……
神仏の「道 」と「教え」に出会い、その世界へと「渡り」歩ませて頂く「機会を得る」、そして人の模範となる心構えと言動への心がけを誓うことが「得度」。