GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

結縁円満

静けさの中にある、静かな光の筋ー

かすかな光も、消えてしまえば暗闇になる。どんな光り方であっても、根源に必ずある火の種を、見れるように。

産まれながらの悪人はいない。
人の良いところを、見れるように。
本日26日(土)より、特別朱印・春季限定朱印の頒布が始まりました

○天武・持統天皇『福徳円満』(福徳・結縁・夫婦円満祈願)

○釈迦如来『花まつり』(道開き祈願)

*書き置きでのお渡しです
*初穂料: 800円
*『花まつり』朱印は、3/26〜4/30 期間限定です

季節はめぐる

季節はめぐるー
枯れ行く過程にこそ、そのものの本質と美しさが現れるー
当寺院由緒の天武天皇「夢見の桜」、今年も目覚め始めました。
すべての物事が、必ず毎年順調に訪れるとは限らないなかで、今年も春を迎えられる尊さ。
マゼンダピンクの、はちきれんばかりに膨らむつぼみ、触れたら折れてしまう繊細な枝垂れ枝の端まで…命は巡る…

吉野山 桜の開花状況案内のリクエストをたくさん頂いております。
随時更新してまいります。
吉野山の奥千本ー

吉野山 奥千本の再生に「献木の桜」を

吉野山 奥千本の再生に「献木の桜」を

櫻本坊も協力させて頂いております、一般財団法人 22世紀吉野桜を愛でる会様が、令和の献木募集をされています。

“今から1300年前、聖武天皇が都を現在の奈良の地に遷都された時を前後して、役の行者が吉野山から大峰山に至る修行道の霊場を拓きました。

吉野山はその入口にあたり、吉野山の桜は行者が桜木に蔵王権現を掘り込んだ事から御神木とされ、1300年以上にわたり人々が苗木、若木を持ち寄って植えたことから現代に伝わります。

しかし、「奥千本」の地域はスギ・ヒノキへの配置植林に加え、たび重なる自然災害も相まって、桜木が甚だしく減少してしまいました。

奥千本の桜を再生させるために、「22世紀吉野桜を愛でる会」は、名山「吉野山」に、みなさまから献木桜を募り植樹する活動を通じて、世界に誇る文化遺産を生きた姿で22世紀に引き継ぐことに寄与したいと願っております。”  (HPより抜粋)

桜の献木に関する詳細はこちら
http://yoshinozakura.com/

*本日3月19日(土) 讀賣新聞掲載

 Buddhistdoor Global (BDG) にて 櫻本坊が紹介されました。

グローバルに、各国の宗教性や精神性を精力的に発信しているオンライン記事サイト Buddhistdoor Global (BDG) にて、櫻本坊の取り組みや方向性について紹介されました。

固定観念を払拭するー

櫻本坊の先代 先人 先達 数えきれない関係者の皆さまが、今に繋げて下さった道を、確実に未来に結んでいくために、できることとは。

現在立っている地点に来るまで、振り返れば、平な道もあれば、泥沼や凸凹道もあり、遠回りや近道もあったでしょう。
道が崩れ、立ち止まる時もあったでしょう。現在立っている地点から見える、前に続く道はどうでしょうか。

確実に、続いていく道。
既に用意されている基礎道もあれば、自分で懸命に開拓していかねば、道にならない道もあるのは確かです。

どのような道であっても、経験し、風景を見、感情を味わい尽くし、人に出逢い、迷い失敗もしながらも、自分の足で歩み続けることは、諦めてはいけない。
転んだことを、道の状態のせい、にしてはならない。

絶対に諦めない、と約束した人達がいる限り、何度でも何度でも挑戦し、道を造っていく。

既に開かれている道を、更に発展・繁栄させていく揺るぎない想いを、確たる力に

……
オンライン記事↓(英語) Full article in English↓
https://www.buddhistdoor.net/features/women-in-shugendo-supporters-leaders-or-both-part-2/

取材して下さったライター様に感謝申し上げます。記事は来週も続きます

考えるチカラ

考えるチカラ

発信の底力は、その人が長年培ってきた、心からの想いであり、その人自身が経験し考え絞り出す言葉であります。

その言葉には、どんな武器よりも偉大な力がある-

言い換えれば、人の言葉を真似ても、自身のフィルターを通すことで、全く違う意味になり得ることも多々あり、言葉に宿る力も、雲泥の差にもなりえる。

考える、ことが弱くなっている現代社会。

人に言われたことしかしない、人に言われるまで待つ、人が言ったことを、意図を理解しないまま批判し拡散する。

誰かが言ってること、やっていること、一面だけではなく、側面を理解する「考える力」は、失ってはいけない。

相手を傷つけたり、相手を陥れるためではなく、最低限の社会でのマナーやルール・秩序を守るため、お互いが「人間同士」気持ちよく過ごすために、言うべきことは、ちゃんと言う必要はあります。

でも、それが相手に届かなくても、それが全員に伝わらなくても、いいのです。

それぞれが真に届けたいと願う想いが、届く人達に…心に、届けばいいのです。

そこから広がる、優しさと強さがあれば、自分自身の日常世界は、充分以上に幸せで、ありがたい

……
旧暦の己巳の日である本日 午前7時、吉野弁財天社にて、例祭を斎行致しました。

当山 境内のほぼ中心に、あでやかに鎮まります、吉野弁財天社。

白蛇を従えた 水を司る美しい女神であり、芸能・弁(コミュニケーション・言霊) ・財(経済・商売・人脈・縁結び)の巡りを良きものとし、「宇賀神」とも唱えられます。