GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

戸を閉める前の役割

大峰山シリーズ

戸閉式前のワンシーン−
戸閉式前の参籠所の片付けの様子。
また来年、戸が開くまで。

(山上参籠所 坊守撮影)

ご案内: 各種香油(清め祓い香守)の頒布準備が調いました

ご案内: 各種香油(清め祓い香守)の頒布準備が調いました。

香料の熟成期間を経て、灑那-聖油-(大・小)・清薫水・藥艸オイル-役行者 治癒守-、の頒布準備が調いました。
長らくお待ち頂いていた皆様、お待たせ致しました。

香油は、塗香(ずこう、パウダー状の清め香)よりも歴史は古く、卑弥呼の時代、神官や巫女達が、祈りの儀式に使用していました。

全ての工程を、1つ1つ丁寧に手作業・手作りしておりますので、大量生産はできません。

また、永遠に腐敗しない貴重な天然香料を使用しており、香水やアロマセラピーとは異なる、本来の「香」の役割に基づいて、調香・調整・熟成されています。

「香」が本来持つ力に加え、お護摩で祈祷された「香油」には、1滴1滴に祈りが込められています。

1人でも多くの方の、日常の何気ない瞬間の中で、櫻本坊の「祈りと香」がお役に立てますように

各種香油詳細↓
https://sakuramotobou.or.jp/about/amulets-talismans.html

情熱と仲間と共に

大峯山 戸閉式が無事厳修ー
御神体そのものである山々に、今年も入り修行をさせて頂けたことへの、感謝。

戸は閉じても、里の行は続き、慎み怠ることなく「生きる行いを修める」ことへの、誓い。

千年という歴史の中で、時代の荒波と、様々な困難を乗り越えてきた、大峯山。

令和の時代も、修験道と大峯山の衰退がすすむ現実を、目の当たりにしています。

変化の時代の真っ只中…必ず復興させていく情熱と士気を失わず、同じ想いと目標を胸に持つ仲間の皆様と共に、突き進んでいく所存です。

Anju

(写真提供: Banri)

秋の訪れ

秋の訪れ
銀木犀…満開
よく見れば、一つ一つの花は、本当に本当に小さく、鼻を近づけても香りはしません。でも、遠くに行けば行くほど、どこからか良い香りがする…その四方八方に発するエネルギーに、毎年驚かされます。
サイズや見た目だけで、判断できないことの多さを、知る。

胸いっぱいに、究極に甘美な香りを吸い込む、秋空の朝。

本年度予定:『悠然』~グループで語らい合うカウンセリングコミュニティ~

今月5日よりスタートした、カウンセリングサロン『悠然』~グループで語らい合うカウンセリングコミュニティ~

初回から、寺内に響く参加者の朗らかな笑い声に、心和む時間となりました。みな真剣に語らい合いながら、お互いの話にも耳を傾ける。
そして、笑って帰る。

お寺としての本来の役割が…また1人、また1人と…輪が広がり、沢山の方の笑顔に繋がっていきますように
……
櫻本坊寺内にて、カウンセリングサロン『悠然』を定期開催しています。『悠然』は、多様性・個性を尊重し、自身をケアし癒すために開設されました。

日常を、少し抜け出してみませんか?
大自然に囲まれたお寺の空間にて、想念(精神)の世界を体験しませんか?
日々の迷い・人生相談・対人関係などの悩みを、話してみませんか
少しでも心の凝りがほぐれ軽くなって、日常生活に戻って頂けたら幸いです。

グループカウンセリングで話せない事は、個人相談も受け付けます

『悠然』では、「書」と「言霊」を軸に語らい合います。
非日常の空間で、神仏からのメッセージをいただいて下さい。

<開催日時>
本年度:
10月3日(日)
11月7日(日)
12月5日(日)

13時~14時半

会費: お1人様 3000円
*お茶とお菓子付き・拝観料含

*マスク着用・検温・手指消毒の感染症対策へのご協力をお願いいたします

<『悠然』への想い>
情報があふれ迷いの多い時代、不安や怒りに翻弄されることがあります。それは、病気の闇に繋がるのではないでしょうか。そんな中、メンタルヘルスケアの1つに本来含まれているのが、我々社寺の役割と信じています。

古来より、寺院の原点の在り方の1柱に、「祈りと医療」「CARE(治癒)とCURE(治療)」の切り離せない結びがありました

医療で身体は治せたとしても、心は治しきれない現実があります。

人が人を癒していく時代であると強く信じているからこそ、神仏が守ってくださっているこの環境で、来られた時よりも、さらに晴れやかな気持ちで帰って頂けることを願います。皆様にとって、自分をケアし癒すためのコミュニティの場になれば、幸いです。

Hakushu