GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

忘れてはいけない「日本」

櫻本坊境内には、3本の「天武天皇 夢見の桜」が存在します。

先代・現・次世代…歴代住職たちが大切に継承してきた「夢見の桜」の子孫。
先代「夢見の桜」は枯れ朽ちる過程の中で、次世代 孫桜の肥料となり、その孫桜が、今年も開花致しました。
まだまだ小さな、小さな枝垂れ桜。
親である現「夢見の桜」が、毎年満開を迎える頃、一緒に咲き誇る次世代「夢見の桜」の姿は、サークルオブライフの真骨頂そのものです。
和を以て貴しとなす-
日本の精神性のコアにある「平和」の心。
それは決して、争いを避けるために、周りに合わせ同調するばかりではなく、より良いものを創りあげていくために、協調するプロセスを大事にするということ。

365日ある中で、たった1週間しか見れない桜から、忘れてはいけない「日本」を、観じます。

Anju

情報解禁: 「夢見桜のお茶会」ご案内

情報解禁: 「夢見桜のお茶会」ご案内

来たる 3月28日(日) 午前9時~午後4時、 春期1日限定「夢見桜のお茶会」を開催致します。

当寺院大講堂 百畳の間に於きまして、茶道 裏千家教授ご指導のもと、お茶会をさせて頂ける運びとなりました
女性を加護下さる聖観音さま・役行者母公が見守る温かい祈りを感じながら、春景色を一望できる神聖な場所で、ゆったり…ゆっくりお過ごし頂けます。

ほっと心を鎮め、かけがえのない一期一会のひとときをお過ごし頂きたい想いから、50名様限定と致します。

お茶席券(お1人様 1000円)は、当日 拝観受付にて購入して頂けます。

*別途 拝観料500円が必要です
*時間帯・状況により お席ご案内までお待ち頂く場合がございます
*感染予防対策を講じてのお茶席となります
(お茶碗1人1碗・菓子器1人1皿・熱湯消毒・充分な換気等)
手指消毒・検温・マスク着用のご協力をお願い致します

櫻本坊が大切に大切にあたためて参りました、全ての「道」と名のつくところに必ず在る「想いやり」の心を、今後更に積極的に、和の伝統文化を通してお伝えしていく所存です。

生と死の輪舞 〜今月の床の間〜

生と死の輪舞 〜今月の床の間〜
吉野山では、すべての桜は御神木であり、枝を故意に折ったり切る者は、かつては腕を切り落とす罰に処されるほど、大切にされてきました。
今月の茶花にある枝樹は、「天武天皇 夢見の桜」が新陳代謝で地上に舞い降りた枝を頂戴し、これから咲かんとする椿の蕾と共に、「生と死」が表現されています。

何事にも始まりと終わりがあり、そして続いていくものがある。限定的であり、同時に永遠不滅の時間の中で、出会い別れを重んじる心。

一期一会ほど、重みのある時間が、他にあるでしょうか。

Anju
掛け物: 桃花千歳春
邪気・禍を祓い、どのような環境下であっても美しく咲き誇る桃の花。その様子から、幸福が末永く続くといわれています。

夢を語り合える場所として

夢を語り合える場所として

“良いものはどんどん発信して、みんなでシェアしたい”

発信することはリスクが伴いますが、櫻本坊のモットーです。
そして、櫻本坊には、夢があります

その夢を叶えるために、変えるべきこと・変えていきたいこと・伝えたいこと…少しずつ「想い」を言葉にし、形にして参りました。(現在進行形)

「伝統は革新の連続である」

人は心理的に、変化を嫌い、新たなものを最初は拒絶・批判しがちです。

また長年の風習や癖、それが良きも悪しきも、時代の移ろいの中で「そのまま」が通用しなくなる時は、必ず訪れます。

本質という、守るべきものは守りながら、新しい風をどんどん取り入れ、変化を楽しむ姿勢を、恐れない

できるかできないか、できないことの方が、圧倒的に多いです。まして、1人でできることには限りがあります。

でも「できないからやらない」より「とりあえずやってみる」ほうがいい。

それが愛ベースなら、誰かの日常を少しでも笑顔に導ける選択ならば、挑戦する価値はある。

女性だから、男性だから、性別や固定観念でジャッジする時代はもう過ぎ去りました。

「やっていこう!」という勇気を後押しできる、祈りが生きる場所でありたいと心から願います。

1人でも多くの皆様が、それぞれの夢を叶えていくために、携われる場所でありたいと…心から願っています

Anju
“Orion” 良道書