大峯山シリーズ
この世での「死と再生」を体験する修行が行われる、大峯山 裏行場。
その中でも、絶壁であり難関のひとつである「平等岩」-
みな等しく同じ苦労や恐怖と闘いながら行われる修行のひとつ。
*写真 左絶壁側の岩肌をぐるりとまわります
全ての肩書きや年齢などを離れ、皆が尊い生命を生きていることを
大峯山シリーズ
“一滴の水も天地の恵み
一粒の米も労苦の賜物
濃淡多少は問うところにあらず
慎みて食の功徳を念ぜん
いただきます” (食前の言葉)
得度式・奥駈修行・聖地巡礼…修行の折に、必ず全員が読む言葉で
自分には、目の前の食事を頂くに値するほどの正しい振る舞いや、
いかに多くの方達の手と手前、苦労があって、自分はこの食事を頂
今一度、自分に問いかける時間。
感謝や反省を意識する時間。
食事は、お腹を満たすためだけの行為ではなく、「薬」です。「心
そして「毒」にもなりえる、生きる行いを修める中で、食べること
好きなものを好きな時に好きなだけ食べれる、この飽食の時代、あ
オイシイ、と決めるのは、味や場所や値段ではなく…全て、自身の
(山上参籠所 坊守撮影)
*参籠所キッチンと、とある日の昼食準備
Anju
大峯山シリーズ
とある週末の様子-
櫻本坊参籠所 ご本尊御前にて
去年に引き続き、行者講団体での大峯山登拝修行や、里での護摩法
しかし、いま自分たちが置かれている場所・立場での「里の行」は
最も大切で尊い修行は、「生きる行いを修める」こと。
つまり、誰もが生きている、日々の日常の「当たり前」を、当たり
感謝の気持ちと謙虚さを、決して蔑ろにしないこと。
(山上参籠所 坊守撮影)
Anju
*山上従業員の皆さんの護摩焚きの御札
長い長い歴史の