GAGA | ブログ@櫻本坊
やまと ことのは つづり
行者として知っておくべき道
行者として知っておくべき道
法螺貝の月例勉強会が行われている本日
本堂から聞こえてくる、勤行の声・錫杖 太鼓 法螺貝の音霊-
法螺貝だけでなく、祈りの儀式で使用される法具、全ては尊い。
その法具の取り扱い方や、発せられる音霊は、その人自身のすべて
修験道の伝統を継承していくのは、行者 山伏です。
その責任の重さは、我々社寺が担う歴史の重さと同じぐらい重いも
だからこそ、櫻本坊が伝え続けていること。
関わる多くの方々とともに、実践を積み重ねていること。
「人としての道」が伴ってこその「修験の道」-
人としての当たり前を当たり前にする、という最も基本で大切なこ
私たちは、神仏のために「させて頂く」立場であることの謙虚さを
そして、行者 山伏は、特典やサービスを受ける側ではなく、思いやりを選択し実
Anju
3月の行事予定ご案内
3月の行事予定ご案内
→6日(土) 10時
『ひらけごま〜お護摩のライブ配信〜』
https://sakuramotobou.or.jp/ev
*祈願護摩木をお申し込みの方で、前日(5日)までにご返送頂く
→11日(木) 7時
『高倉稲荷明神社 例祭』
→3月『お寺で癒(い)よう 〜五感を澄ます体験〜』プログラム実施日: 16日・17日・18日・20日・21日
*今月のプログラムは止観瞑想です
*写経写仏は 上記の日程に限らず随時受付中
https://sakuramotobou.or.jp/ev
→27日(土) 11時
『月次祭 お護摩の日〜イヒカの火〜』
https://sakuramotobou.or.jp/ev
同日 13時『書禅会』
https://sakuramotobou.or.jp/ev
「清め」と「掃除」の違い
「清め」と「掃除」の違い
櫻本坊では「清める」ことの重要性をお伝えするとともに、自分た
その努力に怠慢にならないよう、日々心がけています。
様々な形と繋がり方で、多様性あふれる方々が櫻本坊をご支援くだ
奉仕、の在り方が問われ続ける中、また人に指導する立場にある中
「天知る 地知る 我知る 人ぞ知る」
すべての思考や想いは、言葉となり行動として偽りなく表れ、必ず
誤魔化せることなど何一つないなか、私たち人間はあまりにも複雑
人が見ていなくても、わざわざ人に言わなくても、自らの言動を必
散らかっている・汚れている所を「掃除」すること。
すでに掃き清められ、綺麗なところを「清める」こと。
清めの奉仕の真理は、場所を磨くこと以上に、自らの心を磨くこと
自問自答し、葛藤を、削ぎ落としていく。
心をこめるか、適当にするか、ふりをするか-
最も偽れないその人の本性・本質・生き方そのもの、それが清めの
Anju
評価しないもの
評価しないもの
梅の花の香りが部屋に充満し、確かな春の訪れを実感します。
花が開く様子は、心を開く様にも見えます。
大切にしているものや約束は、自分の中で「守る」ことばかりに徹
「約束は、実現してこそ守られていく」
守るためには、実行する努力が求められ、閉じるのでなく心を開く
念ずれば花開く-
何事にもタイミングがあって、その人にとっての四季の巡りの中で
そして、その花々は本来、評価・点数・名声を求めません。
その花の美しさは、自身の生き方や生命力が表現された姿であり、
どのような花が咲いても「綺麗だよ」「ありがとう」という感謝の
そこから、執着・欲・傲慢さを削ぎ落としていけるように。
自分と、誰かとの約束の実現として、その花が咲いたのであれば尚
誰にも何も文句は言わせない=評価はせず、されない。
それほど強い意志をもててこそ、守っていける本質や、揺るがぬ想