GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

出光カードドライブ&レジャー情報誌 3月号にてご紹介頂きました

出光カードドライブ&レジャー情報誌 3月号にて、吉野山の春の紹介特集が掲載されています🌸

その中に、櫻本坊もご紹介頂きました。

皆様からクラウドファンディングにてお力添えを頂き、大講堂の屋根が修繕されてから、1年が過ぎようとしています。

今まで以上に、あたたかいご縁がじんわりと広がっていることを日々感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。

様々な取材でご来山の方々も、大講堂に一歩入られると、皆さま笑顔になられます。癒しの空間を、このように守らせて頂けるのも、ご縁ある皆さまと繋がる心があるからです。

春を間近に控える、吉野山。
今年はどのような出会いと物語が待っているのか、ワクワクがとまりません。

皆さまのご来山を、心よりお待ち申し上げます🌸

ご担当下さった、笑顔がとても素敵な出光カード記者さまにも、心より御礼申し上げます。

夜間拝観『祈りの滑走路』ご案内

夜間拝観『祈りの滑走路』ご案内

実施日:
3月28日(金)・29日(土)
4月4日(金)・5日(土)・11日(金)・12日(土)

万燈入灯時間:18時30分頃(閉門 20時)

場所:櫻本坊

今春、櫻本坊では夜間拝観を実施します。
拝観時間の延長をし、諸堂前の万燈280個すべてに明かりを灯します。

ご存じの方が少ない、当寺院にある万燈の存在。
登拝修行出発の早朝や、真夜中の行事法要他、機会毎に入灯していましたが、なかなか広く知って頂く機会がない現状でした。

明かりは、古来より神仏の前に捧げる、純粋で尊い特別なものです。当寺院の万燈も、ご縁ある方々がご奉納された、祈りの灯です。

個人個人の祈りは様々です。しかし、どの時代も誰であっても、「大切な人・ものを大切にする」ために捧げられてきた、神仏への純粋な想いは不変です。

今を生きる私たちに、「わたしは、ひとりじゃない。いち大切な存在なんだ。」と気づかせてくれ、希望となり道しるべとなるのが、灯の尊さです。

それはまさに、祈りの滑走路のように、帰ってくる場所を教え、飛び立つ前には方向を指示し、どこから見ても、私たちの心を安心させ強くさせてくれる、温かさと智恵が宿っています。

今一度、より多くの皆さまに「灯」の意味を再認識して頂き、自分の内で燃える「自灯明」に気づく時間を持って頂きたいという想いがあり、この度の夜間拝観実施に至りました。

予約・申込等は必要ありません。
皆さまのご来山を、心よりお待ち申し上げます。

※写真一部の設えはイメージです。

✨夜間拝観日に体験できること✨
・280個の万燈『祈りの滑走路』
・夜の諸堂特別参拝
・美しく浮かび上がる夕刻の桜景色
・大講堂「光の瞑想ルーム」で心に明かりを灯すひとときを

詳細はこちら↓
https://sakuramotobou.or.jp/event/2025/2025nightvisit.html

広がる瞬間に

先月の、不動明王ご縁日(28日)護摩🔥

護摩の香煙が、ご本尊様をはじめ諸尊像に広がる瞬間は、いつも言葉に言い表せない有難さを感じます。

今月も、春分の日を控える節目の月✨
皆さまが健康で笑顔で過ごせますように、願いをこめてー

拝観停止のお知らせ

拝観停止のお知らせ

いつも、あたたかい御心を向けて頂きまして、心よりありがとうございます。

下記日程にて、終日、一部お堂の拝観を停止とさせて頂きます。
(指定のお堂以外の内拝観、外からのご参拝は、通常通りして頂けます。)

💠3月11日(火)・12日(水)・13日(木)
修行のため、本堂の拝観ができません。

💠3月15日(土)
上映会のため、大講堂の拝観ができません。

何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

向き合うことと、寄り添うこと

祭礼・法要・日々の勤行のように、腰を据えて、神仏の御前で時空間を共にする時だけでなく、何気なくふとお堂の畳に座ったり、鳥居の前で立ち止まったりする時が日常で多々あります。

神仏像やお社を目の前にすると、神仏と「向き合っている」ものだ、と今まで思っていました。

もちろん物理的には「向き合っている」「対面」しているのですが、もしかしたら、見つめ合っているのではなく、心の眼は同じ方向を向いて下さっているのでは、とも思うようになりました。

向き合うことは、時に「対立」が生じることもあります。

人と人が寄り添う場面でも、真正面より、どちらかというと、斜めや横で隣で…そっと居てくれています。

そして同じ方向を向いて、自分が見ている世界を見る努力をしてくれ、一緒に道を探してくれる存在。

神仏を鏡と思えば、向き合うべき存在は、いつも自分自身。
自分が自分を最も理解できず、愛しにくい存在に感じてしまうのは、向き合う前から対立してしまっているからかもしれません。
それを、私たち人間に伝え、そして同じ目線で、同じ肩の高さで、同じ方向を向いて歩み、自分をまずは愛する術を教え、寄り添って下さっている、神仏の御心。

同じように、私たち人が人に寄り添う時、寄り添い支え合う時、物理的にも精神的にも、心がけたい姿勢の数々を、今日も沢山学ばせて頂きました。

……
昨日の雨により清められた境内の水滴に、朝日の光がキラキラと反射する今朝✨
吉野弁財天社にて、例祭を斎行させて頂きました。

当山 境内のほぼ中心に、あでやかに鎮まります、吉野弁財天社。

白蛇を従えた 水を司る美しい女神であり、芸能・弁(コミュニケーション・言霊) ・財(経済・商売・人脈・縁結び)の巡りを良きものとし、「宇賀神」とも唱えられます。