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やまと ことのは つづり

「古文書がひらく中世の吉野」関連企画展のご案内

東京大学史料編纂所×元興寺文化財研究所×大淀町 連携シンポジウム「古文書がひらく中世の吉野」関連企画展のご案内✨

以下案内文 並びに お写真は、大淀町文化会館あらかしホール様、公式Facebookページよりお借りしています。

【企画展のお知らせ】
大淀町文化会館では、3月6日(水)から4月8日(月)まで、吉野山にかかわる古文書・絵図の展示をおこないます。
お立ち寄りついでにぜひのぞいてみてください。
3月17日(日)には見どころ解説もあります。

〇関連企画展「読んでみよう!吉野の古文書」
時 3月6日(水)~4月8日(月)
9時~17時 入場無料(火曜・祝休館)
所 町文化会館(図書館前通路)

いつだって等しく

どんなに小さく薄い 葉っぱ1枚にも、捉え方によっては、人間と同じように「骨」や「毛細血管」があります。

隅々まで「巡っている」イノチに触れる。

太陽は等しくすべてのイノチに降り注ぎ、月は等しく地上のイノチを清める。海はすべてのイノチを満たし、風はすべてのイノチの進むべく道へ後押しをしてくれる。そして火は、すべてのイノチの感情を燃やしてくれる。

自然に宿る神仏に、温かく、時に厳しく、いつだって見守ってもらっている私たち人間。

形として見ることのできない、目に見えない祈りによって、イノチは巡っている。

誰1人として欠けてはならない、かけがえのない存在。

想いは、祈りは、届くべきトコロに必ず届く。

イノチは祈りであり、祈りはイノチそのものであるから。

祈られ続ける、あなたのイノチを、大切に✨

物事の「さだめ」を信じる

当寺院中庭に坐わす、高倉稲荷明神社前 紅梅のふくよかな香りが美しい朝✨

花は、その最も華やかな時であっても「私を見て!」と声に出したり、場所を移動してまで誰かに見てもらおう、なんてしません。

生まれ生きる場所で、それがどんな山奥でも谷底でも、誰かに見てもらわなくても、季節が巡り、咲く時は咲く。

そしてその美しさと佇まいには、どんな言葉にも表せない迫力と、説得力がある。

声が大きい者の意見が何でも正当化されやすい人間社会の中で、忘れてはいけない、相手の言い方と言いたいことを分けて考える冷静さと、客観視する重要さ、そして理解する力と、真実を見極める力。

風を味方に、香りが遠くまで運ばれ、どこかでその香りに癒され、その花の生命を感じ、物事の「さだめ」を信じてくれる人がいてほしい。

雑音に惑わされない、沈黙の威力と、いっぽん筋の通った凛々しさの極意を、季節折々の花々に教えられる、人とて大切なことー

……
旧暦の初午の日である本日 午前7時、高倉稲荷明神社にて、例祭を斎行させて頂きました。

山(自然)そのものをご神体とする、奥深き心あたたかい山の神が鎮座されます。山に入る者(仕事・修行)を守り、我々の心の最も弱い所に潜む「魔」を祓って下さいます。

またこちらの鳥居で結界を護り、様々な魔厄病災いを祓って下さる眷属は、古来からの信仰が残る真っ白な日本狼達で、起死回生へ導く役を担うと伝えられています。

いつも、もののけ姫に出てくるオオカミ達を思い出し、何ひとつごまかしの効かない世界で生きることの意味を、日々考えさせられます。

1日も早い解氷と癒しを

言葉には、人間が想像する以上の力がある。

言葉は、人の心の生死を左右する力があります。

良い想いを、出来るだけ良い言葉で、発する。

人間として最も基本である、互いに敬意をはらう「挨拶」から始まり、忖度や言い訳なしに「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に正直に言える人間でありたいと日々痛感します。

今一度、自身が発する言葉を見直してみる。
自分たちが生きる日常を、ハッピーにもアンハッピーにも、全ては言葉次第で転換できることを思うと、自ずとやるべきことは見えてくるはず。

それも「できる」「できない」ではなく、「やる」「やらない」かではないでしょうか。

それぞれが真に届けたいと願う想いが、言霊が、必要とする方の心に、届きますように。

誤解やすれ違い、コミュニケーションの歪みに心いたむ方には、1日も早い解氷と癒しに安堵されますように。

皆様の「発する言霊」が、自らの人生のみならず、他者と社会をより良い方向へと運ぶ美しい「舟」となりますよう、心よりお祈り申し上げます✨

……
旧暦の己巳の日である本日午前7時、吉野弁財天社にて、例祭を斎行させて頂きました。

白い吐息までも清められるような、弁財天さまらしい粋なお計らいで、背筋を伸ばされる有難い時間となりました✨

当山 境内のほぼ中心に、あでやかに鎮まります、吉野弁財天社。
白蛇を従えた 水を司る美しい女神であり、芸能・弁(コミュニケーション・言霊) ・財(経済・商売・人脈・縁結び)の巡りを良きものとし、「宇賀神」とも唱えられます。