GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

リメンバーユー

リメンバーユー

本日24日、境内 清水地蔵尊前 また 地蔵堂に於いて、千体地蔵尊法要を斎行させて頂きました。

平日にも関わらず、また残暑 通り雨の中、ご出仕下さった行者 関係者皆様、またお供養お塔婆をお申し込みくださり、心を向けて下さった施主皆様に、深く感謝申し上げます。

ただひたすら、サイのように歩め

”ただひたすら、サイのように歩め“

お釈迦さまが遺された言葉のひとつー

歩むことを止めずに、一歩一歩落ち着いて進み続ける。

足が速いチーターやピューマ、ウサギには、彼らにしか出来ない大切な役割がある。
同時に、サイやカメのように、どっしりゆっくり歩むもの達にしか、出会えない人たちがいて、達成できない景色がある。

「人生」を生きる時間と選択肢は、人間皆同じに与えられています。

あとは、どう、生きるか。

何をやってもやらなくても、何を言っても言わなくても、いずれ人は批判し合い、評価し合います。

では、誰のため、何のために、生きるか。
誰の声に耳を傾け、誰に言葉を届けたいか。

続けること、歩みを進めることの勇気と寛大さを、今日も自然の美しさから教えられます。

あの人にできる最大の供養とは

「親が生きているうちはなかなか親孝行が出来ないのが常であると思う。

つい口ごたえをする。反抗する。いう通りしない。心配さす。ついついと、親を粗末にする。親は千年も生きるものだと錯覚をして不孝の罪を重ねてしまう。」

これは、先々代櫻本坊住職 第65世 良海法印の7回忌供養のため、第66世 良乗が出版した『修験道の歴史的考察』内「出版のことば」から引用した言葉です。

24日 地蔵盆法要が近いなか、さまざまな形での供養の在り方を考えさせられます。

故人が遺した想いや言葉、物を、引き継ぎ語り繋いでいくことの大切さを思います。

現在を生きる私たちには、先祖や先代からの因縁といった、時に自分1人ではどうしようもできない力に左右されてしまうことがあります。
過去の整理や清算をせざるえない時が、あります。

しかし、実際に今、自分がここに生きていることは、生命を結んでくださった先祖や両親のおかげです。そして、寺院の継承にも同じことが言えますが、各々の家業や会社を継がせてもらえる今があるのは、先代たちの果てない挑戦と努力のおかげです。

大切なあの人にとって、自身ができる最大の供養は、何であろうかー

ありがとう、の言葉を忘れず、よく笑いよく泣きよく怒り、結局最後は笑い話にできるような今を、目指したいですね✨

大峯山へ癒こう(いこう) ご案内

大峯山へ癒こう(いこう) ご案内✨

〜大峰山登拝修行 1泊2日コース〜
*住職が先達致します

修行日程: 9月 9日(土)~10日(日)

詳細・お申し込みはこちら
https://sakuramotobou.or.jp/event/2023/lets-go-to-ominesan20230909.html


役行者が修行し、修験道ご本尊 蔵王権現を祈りだされた根本道場、聖地 大峯山-
多く存在する聖地のなか、なぜ人は、役行者の背中に憧れ、その足跡を辿り、山に入るのか。

日本人のDNAに宿る、自然を尊び、目に見えながらも「観えない」自然、そして “Something Great” の存在に手を合わせる心の在り方。

修験道は、神の道・仏の教えを等しく尊び、ありのままを受け入れる懐の大きさと柔軟性があります。大峯山という揺るぎないご神体が教えてくれるものは限りありません。何もないところから見つけられる大事なもの.. その大事なもの、想いを再発見・再生する機会と致しましょう。

イヒカ塾ご案内 *内容を一部リニューアルしました

イヒカ塾ご案内✨

心の教育・自ら「考える力」を磨いていくことを目的に、定期的に寺内で開催しております「イヒカ塾」ー

開催日時: 9月7日(木) 13時〜15時
テーマ:「人間であること」とはどういうこと
講師: ザイレ 法雲

来月より、内容を改め、なるべく幅広い皆様方に来山して頂きやすいように、設定を一部変更致しました✨

詳細↓
https://sakuramotobou.or.jp/event/2023/2023ihika.html


○受講料

1講座
大人:3,000円
大学生:2,000円
中高生:1,000円
小学生以下:無料

○当日の流れ

受付 ~ 本堂にて勤行 ~ 座学 ~ 質疑応答・シェアリング

○このような方にお勧めです

・心の学びを深めたい方
・自分軸を固め生き方を見つめなおしたい方
・道徳・倫理観・死生観を深めたい方
・悩みや決断と向き合っていて、後押しが必要な方
・万葉時代の歴史がお好きな方
・社寺の参拝が好きで、神仏とのご縁をより一層深めたい方
・神仏習合の歴史・仏教や神道の学びを深めたい方
・修験道に興味がある方
・修験道の精神性を勉強したい方
・行者・先達として既に励み、あらためて修験道の精神性を深めたい方
・これから行者を目指したい方
など