GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

火から得る智慧の炎

古来より、火🔥炎🔥は、人を魅了します。

その揺れ動く様は、一瞬たりとも同じ瞬間はありません。

火を囲んで、人々が生活を営んでいた頃、その燃え動く様から多くの知恵を与えられたのでしょう。

視覚化された情報を、受け身でテレビから得るのか、五感にうったえる気づきを、炎から自主的に得るのかー

*動画は、大講堂での夜の瞑想のワンシーン

山へ向けられる、様々な想いと、揺るぎない祈り

大峰山の、様々な表情✨

*トリカブト。美しい花ですが猛毒です。
素手で触れたり、摘まないでください。

大峰山 戸閉式(9/23)まで、あと4日…✨✨✨

写真は、今年の大峰奥駈修行のワンシーンー
御神体そのものの山へ向けられる、様々な想いと、揺るぎない祈りー
Photo by Banri

 

この「準備」の時間にこそ

本年も、当寺院で最も代表的な大祭のひとつ、10月1日 吉野聖天大祭が近づいて参りました。

既に、多くの準備が着々と進められるなか、聖天堂の荘厳も、段階的に修められています。

何事も、全ては清めに始まり、清めに終わる。
お祭りも、感謝で始まり、感謝で終える。

清めることと、感謝の心を向けることは、まさに一如であると、教えられます。

神仏のためにさせて頂けるこの「準備」の時間に、有難さは日々増すばかりです✨

こちらは、吉野聖天大祭『祈祷板』の準備ー

悩むことをあきらめたとき

悩むことは、悪いことじゃない。答えがないことも、悪いことじゃない。

悩むことを、諦めることが、残念でならない、という真実ー

問い続ける姿勢。
答えのために、疑問を持ち、質問を見出し続けるプロセスに、意味があることを教えてくれる、自然のちから🍂

写真は、大峰山上参籠所から、大峰山寺へ向かう道ー

霧の日も道も、尊い✨


大峰山へ差し込む、太陽の輝き✨

日常で、あたたかでイキイキした眼差しに出会い、“癒し”を頂く機会があると、とても嬉しくなります。

「修行は厳しいもの」「修行してる人は怖い」
そのようなイメージがつきやすい「修験道」や「山伏」の姿。

もちろん、ケジメをつけて、儀式や山での現場では、背筋を伸ばし緊張感や沈黙を保つことが基本です。

祈る先に繋がっている、大いなる存在への畏れ多さや、自分の背中に託される、多くの方々の願いや想いを知っていれば、なおさら。

そして同時に“そこ”に存在する、「人」と「人」の交流、「心」と「心」を通い合わせる努力や意識といった、人間らしさ。

たくさんの言葉はなくても、その眼差しや背中、生き方や行動から、癒しをもらえる出会いに恵まれたら、それはとっても幸せなことです。

木々の間から差し込む光を、自分の眼差しに反射して、次は人にその光を分け与えていけるような人間でありたい。

自然という偉大な師が与えてくれる、惜しみない学びや気づきに、今日も感謝の気持ちを忘れず、イチ人間として生きたいです✨