真夜中零時に始まる、「聖天浴油秘法供」までの、この待っている時間の静けさ…
見上げれば、満天の星✨
ご参拝ご予定の皆さま、何卒あたたかくして、足元にお気をつけてお越しください✨
GAGA | ブログ@櫻本坊
やまと ことのは つづり
「準備」の時間にこそ
本年も、当寺院で最も代表的な大祭のひとつ、10月1日 吉野聖天大祭が近づいて参りました。
既に、多くの準備が着々と進められるなか、聖天堂・境内道場の荘厳も、段階的に修められています。
ここ数日は、堂幕をはったり、テントをはったりと、外回りの準備も着々とすすんでいます💪
神仏のためにさせて頂ける、この「準備」の時間に、有難さと感謝の気持ちは日々増すばかりです✨
〜毎月28日早朝に焚く、不動明王ご縁日の護摩法要🔥香煙の中にいると、雲の間を飛んでいるような、海の波に身を任せているような…居心地の良さを感じます✨
今月も、ご参拝下さった方々の笑顔を拝見できましたこと、有難い日々となったことへの感謝と、来月も、ご縁ある皆さまが、健康で笑顔で過ごせますように、願いをこめて〜
吉野聖天大祭ご案内 〜日本で最も恐れられる神仏へ捧げる〜
吉野聖天大祭ご案内 〜日本で最も恐れられる神仏へ捧げる〜
役行者が、大峯山中奥深くにてご感得された「吉野聖天」またの名を「歓喜天」。
どのような願いも、真に一心に祈れば必ず叶うと言われていますが、同時に、決して中途半端な気持ちで参ってはならない、いい加減な祈りは逆に災いをもたらす、とも畏れられています。
荒ぶる神の代表として知られる、歓喜天の持つその破壊力は、古来より、他の神々さえも恐れ慄くものでした。
手がつけられないほど暴れる神であった歓喜天の、その強烈な力を頭から否定せず、うまくコントロールする術を教え、人々を救っていく力へと転換させ導いた存在が、「十一面観世音菩薩」。
歓喜天にだけ焦点が当たりがちですが、その究極とも言われる力を見極め、舵取りをする十一面観音菩薩の存在と偉大さを、忘れてはいけない。
二柱 共にあってこそ、真のお力が引き出され、その御神意に触れさせて頂ける祭礼が「吉野聖天大祭」です。
……………
<<令和5年10月1日(火) 吉野聖天大祭>>
○真夜中零時〜 聖天尊浴油秘法供 於 聖天堂内陣
どなたでもご自由にご参拝頂けます。
但し、住職が厳修いたします聖天尊浴油秘法供は、非常に荘厳な儀式のため、儀式中の聖天堂内への立ち入りは一切禁じられています。
ご参拝の方は、聖天堂前(外)に、ベンチをご用意しておりますので、そちらに座って頂いてのご同行となります。
零時~1時の間にご参拝ください。
なお、山の夜は冷え込みますので、暖かい格好でお越しください。
*この時間帯は、お守り・ご朱印の窓口は閉まっております。予めご了承ください。
(授与所対応時間: 8:30〜16:00)
○午後1時〜 十一面観世音菩薩 (聖天尊ご本地仏 ) 祭礼 於 聖天堂
1年でこの日(8:30〜16:00)のみ、秘仏 十一面観世音菩薩の御扉をご開帳致します。 内拝料: 1000円
○午後2時〜 大護摩供法要 於 境内護摩道場
本大祭へ向けお申し込み下さっている祈願護摩木を、住職はじめ式衆・行者一同でお祈りお焚き上げ致します。
今年もお山のシーズンを無事に結願できました
そのエネルギー、うまいこと使っちゃえ。
今月のイヒカ塾(9/21) 「人として生きる、その原動力とは」をご受講下さった皆さま、ありがとうございました✨
激しく流れる川や滝自体を、止めること、無くすことはできません。
でも、その流れる水の方向(流れ道)や量の配分を、工夫次第で、調整することはできる。
危害をもたらしかねない、その水の勢いを、里へうまくひき、田畑の営みや電力エネルギーへと活用し、人の生活を救う力に転換することはできる。
同じように、私たち人間が持つ、最強のエネルギー…「怒り」を、感情からなくすことはできません。尽きるものでもありません。
でも、その怒りを、頭から否定するのではなく、うまく使うことができれば、うまくコントロールすることができれば。
そのエネルギーは、人生を突き動かしていく、最強の原動力となりえる。
転換していく。
転じていく。
怒りを感じることは、全部が全部、悪いことではありません。罪悪感を感じることも、必要以上にしなくてもいい。
怒っている自分を、まずは許してあげる。
怒ってもいいんだよ。
怒るのも、慈悲なんだから。
だからこそ、怒る価値があるかどうかを、見極めていく術を、つけていきたいものです。
「そのエネルギー、うまいこと使っちゃえ。」
イヒカ塾では、日常で実践していける学びを、様々な観点から楽しくお伝えしています✨