GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

信仰という名の乗り合いバス

昨日13日、天武天皇例大祭を、滞りなく斎行させて頂きました。

ご出仕 ご参列 全国各地よりお心を共にして下さった崇敬者皆さま、心より御礼申し上げます。

また、壬申の乱1350年記念 『地歌舞 神楽初』を奉納下さった山村若女様、ありがとうございました。
来年は、櫻本坊にとって、非常に重要な1年となります。天武天皇ご即位1350年、即ち櫻本坊創建1350年の年となります。

この1350年という時間は、ただ過ぎ去った過去の歴史ではなく「変化の歴史」です。
途中幾度となく、時代の荒波にもまれ多くを失い、そして復興・発展されてきました。変化の歴史の中で失った多くは、形はなくとも、今歩んでいる目の前の道を作ってくれています。

また乗り合いバスのように、人が降りれば、誰かが乗車し、運転手である歴代住職たちが、懸命に今日まで、さまざまな道を、さまざまな出会いと別れを繰り返しながら、運転してきて下さいました。

そのハンドルを今は握り、運転手である現住職と、同じ方向に向かって乗り合いバスに一緒に乗っている私たち、ご縁ある皆さま方も、この歴史に刻まれる大切な登場人物です。

そして、このバスを動かす燃料は、天武天皇の、変化を促し恐れない強い意志と、常に突破口を見出し、必ず道を開いていく意識の強さ、であると信じてやみません。

これからも、この燃料を絶やさず情熱として燃やし続け、かけがえのないこの祈りの重みと、継承されてきた尊い想いを、大事に大事に、未来へと繋げていくことを、天武天皇ご神前、そして皆様に誓います。

皆さまの更なる道開きを、心よりお祈り申しあげます。

#この場所を愛しているから

開かれた道へ誓う

開かれた道へ誓う

本日朝、天武天皇ご神像 開扉の儀を執り行いました。

御扉が開くと同時に、ご神像に射し込む朝日の光筋。
今年も御扉を開けさせて頂ける有り難さと、畏れ多さと、感謝ー

人間ですので、至らぬところばかりですが、慎み怠ることなく、精一杯勤めさせて頂きます。

神事法要の前に、必ず神仏へ申し上げることです。

多くの皆さま方の、天武天皇との結縁をお喜び申し上げます✨

……
○12日(土)〜20日(日) 天武天皇ご神像特別ご開帳
https://sakuramotobou.or.jp/event/2022/20221113.html

内拝受付時間: 8:30〜16:00
内拝料: 800円

1年でこの期間のみ、天武天皇ご神像のご開扉を致しております。

○ 13日(日) 13時 天武天皇例大祭
ならびに 壬申の乱1350年記念『地歌舞 神楽初』奉納 ー山村若女氏(山村流 上方舞 舞踊家)
https://sakuramotobou.or.jp/event/2022/20221113.html

どなたでもご参列頂けますが、玉串拝礼がございますので、神前拝礼に不敬にならない服装でお越しください。

朝座勤行体験受入

中学生の皆さまの、朝座勤行体験受入がありました✨
畳の部屋で正座をしたことがない、お子さまや若い方が増えている、というお話をよく耳にします。

便利になっていく生活と同時に、どんどん失われていく精神性の数々。

日本には、世界を平和へと先導していける、大変リッチで奥深い精神性・道徳観・倫理観・死生観と、言葉の力が古来より宿っています。

大切な故郷を、もっともっと愛し誇りに思えるように、その素晴らしさを、まずは日本人に伝え再認識して頂きたい。

生徒さん達の、ふとした人生の節目の折に、少しでも前向きに今日を生きる選択肢が増えることを、心より願っています✨

目に見えず 耳に聞こえなくとも

幅広い奉仕(職種)をこなすために、様々な工夫とチームワークの積み重ねがあって、日々お寺の作務は可能になります。
直接人の目に触れない、裏の現場で、どのように心を修めるかー

何のため、誰のために奉仕をするのかー

目に見えず、耳に聞こえなくとも、心で観じる…神仏の御心の奥深さー

線香花火を絶やさない

昨夜の、幻想的な線香花火のような月食の余韻…清々しい晴天の今朝✨
飛鳥にある天武・持統天皇陵(檜隅大内陵)へ、ご挨拶の参拝へー
13日(日)『天武天皇例大祭』へ向け…神事ならびにご開扉を滞りなく斎行できますように…物理的な準備が着々と進むと同時に、心はどんどん鎮けさに満たされています。
………
11月13日(日) 13時『天武天皇例大祭』

当山を建立された天武天皇は、櫻本坊の祈りの道の原点そのものであられます。御神前において、天武天皇のご遺徳をしのび感謝申し上げると同時に、日本の平和・災難除け 道開き・勝福の祈りが捧げられる、荘厳な神事です。
*ご参列をご予定の方は、神前拝礼に不敬にならない服装でお越しください。
大講堂からの景色ー
吉野山は、今日も美しい