GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

一期一会という生命を生きる

一瞬たりとも同じ風景はなく、霧がうごめき、鳥の群れが踊る-
大きな額縁の向こうの幻想的な景色は、まさに一期一会
霧雨の日にこそ、吉野山の真の美しさが現れます。
そんな最高のお茶席日和であった昨日、「夢見桜のお茶会」にお越しくださった皆様、ありがとうございました
そしてお茶席開催に尽力下さいました、関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

今後、定期的にお茶席を設けさせて頂く予定です。
日本人の心「想いやり」の精神を、積極的に発信していける場作りに努めてまいります。
また、昨日は行者・山伏の皆様にも特別研修(修行)の一環として、お茶席に入って頂きました。
祈りも道。
世界平和への第一歩は、まずは自身の心を清め平安に穏やかに…
自己満足ではなく他者満足の神髄を実感した、心あらわれる1日でした

Anju
大講堂からの、朝の中千本の様子
大講堂からの、夕刻時の中千本の様子

夢見の桜が舞い散るその側で

夢見の桜が舞い散るその側で‐

青い鳥が、昨日から里に戻ってきてくれています。
桜の浄化力、そして境内に響く鳴き声に、心があらわれます。

夢という誇り

夢という誇り

「夢」という言葉は儚く聞こえます。
しかし、時に我々を瀕死の状態からも生かし、希望と活力の源となるのが、夢です。

夢を語るには、覚悟が要ります。
夢を叶えるためには、相当の努力が伴います。

そしてそこに、性別・年齢・環境・持って生まれた個性などを理由に、「私なんて」「あなたにできるはずがない」…何にも誰にも判断されるべきではありません。

誰が何を言おうと、常に未来を向いて、自分の決断と、見出した光に誇りを持って生きていく。
夢を必ず叶えていける、自分の想いの強さを信じる

……
1350年前、大海人皇子(後の天武天皇)が見られた、真冬に咲く1本の「満開の桜樹」の夢から始まった、櫻本坊の道。

あの時、ただの夢と気にも留めず見過ごしていたら。
あの朝、役行者の高弟、日雄角乗上人に夢判断を命じていなかったら。
壬申の乱を決行していなかったら。
吉野の山に自ら登り、夢で見た桜を見つけていなかったら。

どの決断が欠けても、今の櫻本坊は存在していなかったでしょう。

そして皇子自身が、さだめを強く信じ、考え努力し行動したからこそ、開けた道であること。

夢から始まり、夢を夢で終わらせなかった夢。

あなたが絶対叶えたい夢は、なんですか

Anju

月と桜…満月までもう少し

Dance of Petals- 雪のように花びら舞う。

春期1日限定「夢見桜のお茶会」ご案内

春期1日限定「夢見桜のお茶会」ご案内

開催日時: 3月28日(日) 午前9時〜午後4時
場所: 櫻本坊 大講堂 (百畳の間)
会費: 1,500円 (拝観料含)

当日、拝観受付にてお茶席券をご購入して頂けます。
どなたでもご自由にお入り頂けます。
茶道 裏千家教授ご指導のもとでの開催になります。
日本には多くの「道」が存在します。
修験道と茶道、一見無関係なようで、揺るぎない共通点は、そこに道があるということ。

挨拶に心を込める・感謝の基本・お互いへの敬意・想いやりの心…結界・作法の重みや、物と人を大切にすること、祈りと清めの真髄がそこにはあります。

「お茶さえあれば、世界は平和であれる」

日本に「当たり前」にある「道」に宿る精神性を、私たち日本人が今一度実践し、世界に正しく発信していけたら…間違いなく、世界を平和に導いていける。

「世界平和生命同一」の書が見守る大講堂で、蜃気楼のパノラマビューと共に、皆様のご来山をお待ち申し上げます。

*50名様限定
*時間帯・状況により お席ご案内までお待ち頂く場合がございます
*感染予防対策を講じてのお茶席となります
(お茶碗1人1碗・菓子器1人1皿・熱湯消毒・充分な換気等)
手指消毒・検温・マスク着用のご協力をお願い致します