GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

自分軸

自分軸

自分が発信する想いは、目に見える形・目に見えない形で、周りへと拡がっていきます。

マザーテレサの言葉にも「思考はいずれ言葉になり、言葉はいずれ行動になり、行動はいずれ習慣になり、習慣はいずれ性格になり、性格はいずれ運命になる」とあるのは有名です。

やまびこは、自分が発した言葉が返ってくる。
光が持つ性質は、反射すること。
言葉はキャッチボール。

想いや思考が、目の前の現実や風景の写し(鏡)で、全て自分に返ってくる、のであれば…

人や環境のせいにする前に、まずは自分の考え方・捉え方のパターンを見直し、自身が発する想いを見つめ直す努力を怠らないようにする

自身の思考 そして祈りが、どのような状況であっても、前向きで希望を持ち続けるものであれば…
自身が「世界」そのものであって、その世界を思いやりあるものへしていけるのは、他の誰でもない「自分軸」であると信じています

“What goes around comes around”

Anju

今夏の取り組みについて

今夏の取り組みについて

例年、大峯山への登拝前後の護摩修行のために、修験者で賑わう当山の大講堂ですが、今年はその風物詩の風景とは異なる夏となりました。

吉野山という聖地の力は、やはり自然の力であると、あらためて実感しています。

振り返ると、天皇や武将、歴史に名を刻んできた多くの偉人達が、魂の「再生」のために吉野山に登拝してきました。

そして、五感を澄まし、自身の生命と生き方を見つめ直し、心の力を充電する場所とされてきました。

櫻本坊の今夏は、皆様の心の力を再生するお手伝いができる、体感と空間を開放致します。

現在、ご案内内容を調整しております。
おってHP・FB・インスタグラム等でご案内ささせて頂きます

Anju
大講堂に挿し込む初夏の陽射しと、萌える新緑の反射…葉が擦れ合う清らかな音

祈りと医学 ~CareとCure~満月の日の誓い

祈りと医学 ~CareとCure~

明確な出口と指針が示されない社会の動きの中で、自粛疲れのピークを感じている人も増える一方。

余裕がなくて、不安が拭い切れなくて、心まで疲れきってしまって…すると人への当たりもキツくなりがち。
ハッと気づけば、人に優しくできない自分がいて、そんな自分への自己嫌悪もでてくる…
こういった、心の感染のループに入ってしまいます。

近年では、社会・人生の中での社寺の役割は薄れていくばかりで、形・手段ばかりが前に出て、心・目的は置いてきぼり、そのような現状があったように思います。

身体を治す(Cure)のが医療従事者の皆さんであるように、心を癒す(Care)役割にあるのが、本来の神社仏閣の役割であると、あらためて想うことです。

心が荒んでしまったままで、この先も当面過ごしてしまうことを、少しでも食い止めるために、神社仏閣という場所は社会に何を提供できるのか、原点回帰。

誠実さ・正直さ・真面目さ・思いやり・優しさ・希望・愛・想い…そして祈り。
誰もが持っている心の力。

形のないこれらの力が、心の治癒・平安に繋がっていくよう、社寺の本来の役割を果たすために、今できることをする。

それが、満月の今日決意する、私たちの誓いです。

Anju
書は「○」
まる・えん・サークル・満・巡・永遠・和…つまり、いのち。

何に豊かさを求めるか

何に豊かさを求めるか

季節は立夏に入りました
八重桜の花びらが散り、境内はピンクの絨毯。
高倉稲荷明神社では、ツツジと幸せの鈴蘭の香りが充満しています。
新緑の葉が、風がふくたびにサラサラとなり、ツバメが巣作りを始めました。
これからの季節は、草抜きの作務が増えます。

大変な作業ですが、捉え方次第で、無心になり集中できる尊い時間。
大地に触れることで、心身のデトックスをしてもらえます。
そして自然から、いつも何か気づきを与えられます。
境内でクローバーをたくさん見かけますが、四つ葉のクローバーだけを探すよりも、たくさんある三つ葉のクローバーに幸せを感じれる…そのような心の在り方を、生涯持ち続けたいな、と思います

Anju

反映と繁栄

反映と繁栄

ピタリと時間が止まったかのよう。
鎮(静)まっている世の動き。

そんな中、自然と空気の透明感が増していることを、感じている方も多いのではないでしょうか。
自然は人間に、私たちが決して失ってはならない精神を、はるか古来より常に教えてくれています。
自然に対しても、物に対しても、人間同士でも、失ってはならない初心の1つに、「謙虚さ」があります。

「お互い様」「有り難い」「〜させて頂く」
謙虚さの奥に、互いへの「感謝」と「尊敬」が含まれている、言霊が幸はふ国のスピリット

今後物事が一気に動き始めた時、私たち1人1人が、「内側の世界の自分」の「本性」「本質」「本能」「本当(物)」を、どう生き方と社会に反映(繁栄)させていけるか…

全ての生命、全ての人の人生と毎日の営みは、根っこで繋がっています。
「自分には関係ないこと」といえるでしょうか。

Anju

一層軽やかな唄い声が響く、吉野山の朝
鳥たちの声は、励みです

#愛する人たちの生命を守るために