GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

復興と繁栄・発展のために

去年8月、宮城県蔵王町 青麻古道と蔵王古道の復興開通を記念し、蔵王古道の会 また関係者の皆様と一緒に、御山入りをさせて頂きました。
その登拝が、『修験道の復興』がテーマの、海外発信を目的とした記事として掲載されました。
これからも、蔵王古道の会の皆様と共に、役行者の「心」を受け継いでいきたく、ご縁に感謝の気持ちでいっぱいです

The article “The revival of Japan’s ancient mountain ascetic tradition -Zao, Miyagi Ver.” is now being published. We deeply appreciate the author’s sophisticated work. Thank you:)

Anju

全文(英語)↓
https://www.buddhistdoor.net/features/connecting-the-past-and-present-of-shugendo-the-revival-of-japans-ancient-mountain-ascetic-tradition-part-three

大峯山の魅力発信①

大峯山上 櫻本坊参籠所 ご本尊-
今月より、大峯山上の様子を、山上坊守と連携しご紹介していきます。

幅広い層の皆様に、大峯山の魅力が届きますように。

Anju

6月の行事予定ご案内

6月の行事予定ご案内
→5日(土) 10時
『ひらけごま〜お護摩のライブ配信〜』

*祈願護摩木をお申し込みの方で、前日(4日)までにご返送頂く分は、この日にお焚き上げいたします。

→18日(土)〜19日(日)
『大峯山へ癒(い)こう』
住職先達の大峯山への一泊二日の登拝修行です*一般募集
*詳細は追ってご案内致します

→20日(日) 13時
『勤行作法 伝授会』

*般若心経の唱え方や意味を知り、神仏との向き合い方・心身を整え鎮める実際の作法をお教えする勉強会です。経験不問・得度受戒不問です。初心者の方含めどなたでも学んで頂けます。

*事前ご予約が必要です(当山へお電話かメールにてお問い合わせください。詳細をお伝えいたします)

→6月『お寺で癒(い)よう 〜五感を澄ます体験〜』プログラム実施日: 3日・12日・14日・21日・22日・23日・24日

*止観瞑想・沐浴行を体験して頂けます
*写経写仏は 上記の日程に限らず随時受付中

→26日(土) 11時
『月次祭 お護摩の日〜イヒカの火〜』
同日 13時『書禅会』
……
護摩法要・各種祈祷供養法要は、通常通り受付しております(完全予約制・完全個別制)
お問い合わせください。

また遠隔での、護摩法要・各種祈祷供養法要も受付しておりますので、ご相談ください(完全予約制・完全個別制)

https://sakuramotobou.or.jp/about/prayer.html

各作法伝授(法斧・法剣・法弓等)に関しましても、お問い合わせください

保つや否や

保つや否や

「十善戒」とは、シンプルな約束事ばかりです。

しかし、最も「容易く簡単」と思えるような誓いは、時に最も難しい試練となります。

初心や謙虚さは、努力しなければ怠けてしまう、そんな弱さを持つのが、私たち人間。

「〜されたから、私もしてやる」
「〜してくれないから、私もしない」
ではなく、可能な限り…相手に何をされてもされなくても、“私”は、相手を不快にさせることはしない。

「ありがとう」のたった一言が、今日を心地よさで包むことができる。許すことができる。

何をするかしないか、それが、「自分を含む」日常や社会が穏やかになる選択かどうか。

選ぶのは、いつも“私”の心-

人間である以上、選択を間違うこともあります。
そこで気づいて見直して、次に活かすために努力する。

その努力を、保つか、否や。

この心構えと選択の積み重ねが、日常の尊い「祈り」であり、人への「思いやり」と結ばれていくと信じています。

Anju
……
「得度受戒式」が執り行われた今週末。
心新たに生まれ変わり、神仏へ、十の約束(十善戒)を守る誓いをたてる、大変重く荘厳な儀式です。

神仏の「道 」と「教え」に出会い、その世界へと「渡り」歩ませて頂く「機会を得る」、そして人の模範となる心構えと言動への心がけを誓うことが「得度」。

愛を知った日

愛を知った日

さまざまな経験を通して、私たちは生涯、千差万別の感情とともに生きていきます。

修行のコアに挙げられる「不動心」への憧れ。

それは、何も感じないための心を手に入れるものではなく、どのような感情を経験したとしても、その経験を自他を思いやる言動へと繋げること。そこを、迷わないこと。

自分はこうされたから、相手もそうされて当然。仕返しや忖度、期待をしたところで、何も得るものはありません。

生きている中で、大切な人を失い残される悲しみは、できれば経験したくない経験です。

でも、心が裂ける痛みを知り、愛を知った。
悲しみは、愛と学んだ。
その愛を、人に向けていきたいと、誓った。
悲しい、は愛。

多種多様な場面で、死生観をお伝えする機会が増えて、目の前にいらっしゃる皆様にただただ伝えたいと願うことは…

大丈夫、を伝えたい。
未来は空っぽじゃない、時間が解決することは少ないけれど、今を肯定的に生きる選択は可能である…誰かを想い、愛し愛される記憶は、かならず前を向く力になることを、引き続きお伝えしたいです

Anju