GAGA | ブログ@櫻本坊

やまと ことのは つづり

大峯山に関する重要なお知らせ〜登拝自粛解除〜

大峯山登拝自粛解除のお知らせ
*6月18日午前9時 現在
新型コロナウィルス感染拡大予防を目的に、大峯山への登拝自粛をお願いしておりましたが、全国の緊急事態宣言全面解除に伴い、6月20日から登頂参拝のみ自粛解除することとなりました。

登拝される皆様にあたりましては、体調管理を心掛けご参拝ください。

・大峯山寺 本堂開扉

・行場(表裏共)は閉鎖

・櫻本坊 山上参籠所は、本年は5月3日〜9月23日まで休業しております。
授与品の頒布 宿泊 飲食の提供は引き続きおこないません。

但し、各護持院参籠所と連携し、山中の万が一の緊急事態に対応する目的で、それぞれの指定日に交代制で、休憩所としてのみご利用いただけます。

櫻本坊 山上参籠所 利用可能日↓
6月27日(土)~28日(日)
7月23日(祝)〜26日(日)
8月22日(土)〜23日(日)
9月19日(土)〜23日(水)

*各護持院参籠所の利用可能指定日は、直接各護持院にお問い合わせ下さい。

*その他、吉野町と天川村の公式ホームページ内、大峯山に関する情報を随時ご確認下さい。

1300年以上の間、様々な時代背景に翻弄されながらも祈りの道を護り維持し続けることは、決して容易いことではありませんでした。

そして現代においても、法灯を護持する中で迎える試練の多さと厳しさを、年々目の当たりにしています。

しかし、今日に至ることができているのは、神仏の真心と先徳のご尽力、ご信徒皆さまのご芳援により、共に乗り越えてきたからです。

次の1000年先の未来へ、この尊い法灯を絶やすことなく継承していくために、皆様のご理解 ご協力 ご支援を、心よりお願い申し上げます。

大峯山護持院 井光山五臺寺 櫻本坊

自分だけの「ひみつ」基地 〜神仏と蜜になれる時間〜

自分だけの「ひみつ」基地〜神仏と蜜になれる時間〜

心が落ち着くこと-
その静寂感や安心感に含まれるのも、また祈り。
「鎮魂(ちんこん)」と聞くと、亡くなった方達の魂を鎮めるための供養の言葉・行法…を真っ先に連想する方が多いと思われます。

実際は、いま ここに在る自分の魂 生命を振るい起こし、神仏の氣を招き鎮め、自らの魂 心 生命を充実させることでもあります。

大切なことは、いつも「いま、ここ」という現在にあるから
修験道の祈りと行の根本は、極めて現実的で実践的で、向き合うのは「いま、ここ」にある生命の、生きる行いを修めることに全て繋がります。

女性も男性も、もっというと性別という概念すらも解き放ち、「自分らしく」生きるために、陰と陽のバランスの舵調整をする。
ホッと安心感を得て日常に戻って頂く。
そんな、1人1人の「ひみつ」基地:
非蜜 (蜜を回避しながら居れる)
灯光 (心に灯されている光を明るくする)

何よりも「神仏と蜜になれる」環境と時間を、櫻本坊は開放し続けたいと願います。

Anju

「お寺で癒(い)よう〜五感を澄ます体験〜」詳細はこちら↓
https://sakuramotobou.or.jp/discipline/healing-in-temple.html

 

心の中の風景

境内でふと宙を見上げたら…太陽の周りに虹色の光の輪が
なんとも尊くラッキーなハロ現象に立ち会えたことに感謝

燕は楽しそうに寺内に入ってきては、可愛らしい鳴き声で歌ってくれています。
瑠璃色の鳥は、今日は水浴びに境内まで降りてきてくれています。

このような…自然が見せてくれる情景を鏡とし、心の中の風景を清め続ける生き方でありたいです
Anju

Be the Balance

Be the Balance

“Silence isn’t empty. It’s full of answers.”
(沈黙は何も生み出さない?それどころか、答えに満ちているものよ。)

「何を言うかは知性、何を言わないかは品性」

「雄弁は銀、沈黙は金」

“Take care of your thoughts when you’re alone, and take care of your words when you’re with people.”
(1人で過ごす間の、自身の思考に気をつけなさい。誰かと居る時の、自身の言葉に気をつけなさい。)

言葉は、薬 癒し 生きる力を与えられるものにもなれば、傷付けたり 怒らせたり 生涯に渡ってトラウマを残してしまうものにもなりえます。

常より、思考と言葉のバランスを「考える」ことは、生命の重みを考えることと同じと思っています。

社会全体がいま「必要最低限以外の会話や私語を謹んで」過ごすことが、感染症対策エチケットとなっている中。

人間本来が持つ最も偉大な本能…「お互いを思いやる心」と、さまざまな想いを感じ取る集中力が、同時に養われているようにも思います。

Anju

書は「空」:そら くう てん かぜ くうき 天と地の間 広がり…
何もない「からっぽ」と捉えるか、すでに「満ちている」と捉えるか…