イヒカの火への誓い -満月を瞳に映して✨
「人はなぜ祈るのか」
例えばモンサンミッシェル。
満潮時には海に浮かぶ島となるため、潮が引くのを待ち干潟を歩いて教会を目指した、かつての巡礼者たち。教会への道は、まさに命がけ。
なぜ命をかけてまで、人は教会へ向かったのか。
例えばルルドの泉。
病気が治るという奇跡の水を求め、多くの巡礼者が殺到する聖地。
現実的に、完全なバリアフリーとは言えない教会の敷地内に、それでも杖をつき車椅子を押し、水を求め向かう巡礼者たち。
なぜ「科学的な根拠も何もない”水”」を求め、人は教会へ向かったのか。
命をかけ、水を求め、秘境の地で辿り着くところにあるのは「信じること」のみ。
ただ祈るためだけ、に人は向かう。
祈ること全てが原動力であり、その先に繋がる希望を、人は信じ…観る。
明後日30日は、お護摩の日-イヒカの火-。
https://sakuramotobou.or.jp/event/2018/2018ogomanohi.html
「吉野山って遠い」という印象がほとんどかと思いますが、役行者が歩いた道を、1350年たった今も人は「祈るため」に歩いている。
人が真に何かを求める時、距離は言い訳でも障害でもなくなります。
人はなぜ祈るのか。
あなたはなぜ祈るのか。
「祈るため」の時間と空間をみなさんと共に観じ、「信じることを信じる」心を確たるものにしていきましょう。
Anju